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tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

雲見 バディブリージング(2)

2008-11-18 22:36:48 | プチ放浪 海沿い編

 

ぼくにダイビングを教えてくれた師匠は、とにかく練習でスキンダイビングをやらせる人だった。彼の持っている技術のすべてを教えてもらったのだが、ライセンスを取得後も渡嘉敷へファンダイブに行き、ダイビングの合間には、いっしょにスキンダイビングで海を楽しんだものだった。師匠曰く、スキンダイビングには、無駄な力を使わずにヘッドファーストでのスムーズな潜降、効率的なフィンキック、抵抗のない水中姿勢、コントロールされた浮上と、どれをとってもスキュバダイビングの基礎となる重要な要素があるとのこと。
一方、ダイビングの休憩時間中にスキンダイビングするのを禁止するインストラクターもいる。
近頃、あまり行かなくなってしまった地元の近くのダイビングショップのインストラクターがそうだった。その理由を聞くと、肉体的な疲労がタンクのエアの消費量に影響するからとのこと。だが、タンクのエアを長時間もたしたいのなら、できるだけ浅いところを潜れば良い話であって、その説明は本質的なものではない。暗にスキンダイビング中の事故は面倒見ないと言われているようで、感じがよくない。

また、ダイビングライセンス取得当時、潜水中にタンクのエアがなくなってしまった場合の対処として、バディブリージングの練習もみっちりやらされた。(いろいろな緊急対処法を教えてもらったが、さすがに、タンクから直接エアを吸う練習はしなかった。)
一緒に潜っているバディにエア切れのサインを出して、相手の口にくわえているレギュレータをもらい、2呼吸ずつ交互に吸う練習だ。
シュノーケルの水を排出する要領でレギュレーターを銜えて強く息を吐くか、レギュレータのパージボタンを押してマウスピース内の海水を押し出して呼吸を開始するのだが、慣れていないとむせてあわててしまうことになる。
現実には、オクトパスと呼ばれる予備のレギュレータもあるし、タンクにはゲージが付いていて残圧がわかるしくみであり、エア切れでバディブリージングすることはありえないのだが・・・・・・。
ただ、いつだったか、そこのスポーツジムのダイバーのためのイベントのひとつに、バディブリージングレースなるものがあった。他にも、いく種かの競技があったはずなのだが、まったく思い出せない。それほど、このバディブリージングレースは強烈に印象的なものだった。


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