長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

なんとなく年末モードになってきたかもなんばん。

2015-12-21 07:26:23 | Weblog

昨日はぶんこちゃんがつきたての餅をもってきてくれた。

町内会の役員になったらしく、ほぼてつやでやったらしく眠たそうだったけど、

ほぼぶらじるを飲んでまた元気をだして押上文庫にかえっていった。

おかえしは友達の友達が退職後にはじめた「やまいも」。「このわたなんかがあれば最高ですね」

と笑い、原始的ぶつぶつ交換が成立。このわたで一献、そんなことができる稀有なお店「押上文庫」。

昨日は4時までだけど、「大掃除をしておそくなったけど一杯のませて」と、いつもはお昼に蕎麦を手繰り

にこられる方が登場。そこに翔くんが「曲ができた」とやってきて、プチライブ。少し酔って聴くのに

いい曲ができた。シャアハウスに住む翔くんとテーマソング。「東京の別荘」というタイトルだ、へへ。

25日(金)のライブまでには、なんとか間にあいそうだ。

それから新人の蕎麦打ちくんがやってきた。

水回しの姿がわりと絵になっていた。「いけるかもなんばん」と思ったら、なかなかいい蕎麦を打った。

10年通ったヨネクラボクシングジムの米倉会長がこんな話を聞いたことがある。

「ボクサーが最初にジムにくる日。靴を脱いで、挨拶をして、着替えて、体操(ヨネクラ流ボクシング体操)をし、

縄跳びをする。そこで、あ、このこは3回戦とまりまな、とか、これは世界にいくかもしれんなどということが

ほぼ見える」と。さすが5人の世界チャンプとあまたの日本チャンプを育てた人だ。

どんな人にも、「居場所」と「出番」がある。挫折したり、右にいこうか左にいこうかと迷った

時は、チャンスだ。混沌とした時代だけど、一寸先は「光」。

これから「卵かけごはん」  そばは蕎麦粉に水を加え、まぜて、のばして、たたんで、切る「だけ」。

卵かけごはんは、あつあつのごはんに卵をかける「だけ」。その「だけ」という中に、いろいろなものが

含まれている。そのあたりの妙味がわかってくると、人生が100倍楽しくなる。

夜は「福の会」 最初は「易の勉強会」だったけど、みんな卒業して、「福」を語る会になった。

明日は「書をしよう会」   字なんて習う必要はない、と思うけど、「基本」のねっこをつかむと

すらすらと自分が表現できるようになる。白い紙に墨をおいて、白と黒の空間アート。この

「簡素さ」の中に、大宇宙がある。

25日(金) スタンダードジャズ

演奏:赤須翔(ギター)、阿久津 勇人(ギター)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き

 


インヨガの日には黒いものが人気

2015-12-20 08:46:31 | Weblog

世の中は陰陽で成り立っているらしい。

昨日は「インヨガ」だった。陰陽の陰ヨガ。二階が「ヨガ道場」になる。

ヨガをして蕎麦を手繰り、珈琲がつく。ただし、ヨガの日はもうひとつの

黒いもの、「黒豆茶」を飲む人が多い。いいことだ。

来年はインヨガのほかに、「エステ」が始まる。これもインヨガと同じように

「自分でやる」レベルまでもっていくのを目標にしている。もうひとつ、「はげの会」

もやりたい女性が手をあげた。先日の「建築家たちの蕎麦会」は「墨岡会」(ぼっこうかい)

という名前になり、定期的にやることになったらしい。

芸術も美も健康も、「食」を抜きには語れない。遺伝子組み換えとか、これからの食のこと

も、非定期的に「蕎麦会」をからめて、開催していこうと思う。「なんとなく蕎麦を喰う会」

と「なんとなくではなく、蕎麦を喰う会」ができそう。

今日はこれから「花の教室」。

先日、煎茶道の先輩がいろいろな椿をもってきてくれた。庭には今年6月に移植したつばきがついた。

ものの本によると、それから花を咲かせるには20年かかるとか?生きてないかもなんばん。

今日は日曜日なので16時で閉店。それから「蕎麦打ち寒稽古」

新人くんが元気な蕎麦を打ちにくる。

明日は「卵かけごはん」夜が「福の会」

火曜日が「書をしよう会」

年の瀬ならしくなってきた。

 


野菜をうまく喰うこつ

2015-12-19 08:13:23 | Weblog

昨日は若い建築家たちがそろって、「野菜と酒」をテーマにした

酒宴が二階で行われた。春に続いて二度目。

天真庵のHPに世界的な建築家・白井晟一さんの研究所がリンクを貼ってある。

昨日の幹事さんは、京都の白井さん所縁の大学の後輩にあたり、その同級生で東京に

きている人たちが集まって、楽しい会を結成し、ときどき飲む、そんな感じの会。

二階には、李朝家具のバンダヂが置いてあり、そこの壁に「生」と書いた白井晟一さん

の書が飾ってある。文人の書、の中では最高峰といわれる力強い書だ。

天真庵の一階にある柱時計も生前に白井さんが愛用していたもの。知り合いの骨董屋さん

が時々メンテをしてくれるので、100年くらい前のものだけど、「おじいちゃんの時計」

にならず、現役で動いている。あの世にいかれても生前書いたものや、使っていたものが

どこかで居場所をもっている、というのはまさに、「生」そのもので、「生きている」

でもあり「生かされている」でもあり、ちゃんと役割が続いていてすばらしいことだ。

若い建築家たちとふれあっていると、こちらもまた「いきいき」としてくる。

幹事さんは、炭八のデザインもしたこ。論語の会にも参加され、野菜もつくり、

絵もくろうとはだしの域に到達している。

今日は、これから「蕎麦打ち」がひとり。晦日に向けて、みな真剣モードになってきた。

今日の夜は「インヨガ」

明日は日曜なので16時まで。それから大型新人が参加する「晦日の大特訓そば教室」

25日(金) スタンダードジャズ

演奏:赤須翔(ギター)、阿久津 勇人(ギター)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き

 


翔くんのテーマソング

2015-12-18 09:09:48 | Weblog

昨日は久しぶりの休み。

今日は「野菜ライブ」があるので、その仕込みはしていた。

「論語の会」にネットから参加した若い建築家くんが、自分で

つくった野菜を持ち込み、それを使って料理を作り、蕎麦会をやる、

という企画の第二弾。京都に所縁の建築家たちが集まる会

なので、自然に料理も京風になる。あまりはりきりすぎると、強風になるけど・・

夕方、翔くんがギターを持って遊びにきた。ぼくが作った詩に曲をつける、という。

素面ではおもしろくないので、酒をぬるめの燗にして、「よばい鍋」をつつきながら

いろいろな曲を模索した。詩は原稿用紙にのこっているけど、自然に浮かんできたメロディー

をどうやって記憶するのだろうか?としろうとながら心配したけど、やはりその道のプロだ。

なかなかいい感じの歌が完成しそうな感じ。

古い街、古い家や道具に囲まれているからこそ、古くならないものを発信できる。

古くも新しくもないホンモノ。そんなことができないだろうか、と、思う今日このごろ。

25日(金) スタンダードジャズ

演奏:赤須翔(ギター)、阿久津 勇人(ギター)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き


神楽坂にいってきました。

2015-12-17 10:43:57 | Weblog

昨日の朝、仕込みをそこそこにして神楽坂にいったきた。

神楽坂の「うつわや 釉」で、「山本源太 うつわ展」を、今日までやっている。

IT時代に「ねっと21」という変な団体があり、そこの理事長は私がやっていた。

ながいこと飯田橋に事務所があったので、ときどき神楽坂で飲んだりした。そのころは

まだ落ち着いた料理屋さんがいたり、素敵な芸者さんもいたように思う。

坂をのぼきりるあたりから少し路地を入ったところに目当ての「うつわや 釉」がある。

陶器のギャラリーを30年やっているというのが、えらい。源太さんの花器に、季節の花が

みごとに投げ入れてあって、「さすが」だと思った。表通りには、界隈の料理家さんの御用達

のような器屋もあり、ちょっと覗いてみたけど、「はりぼて」みたいなんばっかりで、ぞっとした。

今の「神楽坂」のレベルがわかる。それにひきかえ、この「悠」さんはいい。

源太さんの星野焼きの器たちが、空気まで真空パックされてきたように深山幽谷にきた気分になる。

今日までやけど、ぜひでかけてほしい。できたら、いつか九州に旅することがあったら、「博多」もいいけど、

星野村が最高ばい。いかに自分たちの「今」が、マスコミとか作られたトレンドなんかに「俗」されているかが

よくわかる。ほんらい「凛」という世界はそんな世界やと思う。もしも九州にもどることがあったら、天真庵は

星野村に結びたい、といつも思っている。

昨日は「おんなかっぽれ」だった。病気でしばらく休んでいたまっちゃんも復帰し、全員がそろった。

二階で8人が踊ると、天井が落ちてくるのでは、という感じになる。

ひさしぶりに神楽坂で「相馬屋」さんの原稿用紙を調達できたので、ガタガタいう音を聴きながら

「詩」を書いた。ここの原稿用紙にモンブランの万年筆があればなにかを書きたくなる。

25日にライブをやってくれる翔くんにプレゼントしたいと思う。迷惑かもなんばん?今年の天真庵のクリスマス。

25日(金) スタンダードジャズ

演奏:赤須翔(ギター)、阿久津 勇人(ギター)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き

 


湯豆腐や持薬の酒の一二杯

2015-12-16 07:54:54 | Weblog

昨日は「タイムドメイン」だった。

15年近く続いている月に一度の「持ち寄りパーティー」。

気のおけない仲間たちが集まり、いっしょに飲みたい酒、食べたい酒肴、聴きたいCD

を持ち寄る。池袋時代に、ワインの会で出会った集まりが原点だけど、今はだいたい

日本酒の四合瓶をめいめいが持ち寄るのがならわしになった。

昨日は10人集まったので、10種類の酒が集った。季節がら「燗にするといい」ような

酒ばかりで、厨房の中で久保さんの志野の燗鍋で燗をつけていたら、寒さと年の瀬の

あわただしい空気とか、初めて参加された人の新しい風、親の介護や、仕事の悩みや、

重苦しい世相などが、そうさせるのか、すごい勢いで燗酒がみんなの胃の腑に落ちていった。

「明日で地球が終わり」という日がきたら、こんな酒宴で迎えたい、といつも思う。

「おいしい酒を飲む」よりも「おいしく酒を飲む」、「おいしいものを食べる」よりも「おいしく食べる」

ほうが100倍豊かだ。昨日紹介した「源太さんの個展」を見てきた友達が横で、

「点心庵と書いたのは、源太さんのメッセージですね」とつぶやいた。「心に点ずる」

こと、感動がある毎日がたのし。ちょっとした心つかい、こころの置きどころで人生がかわってくる。

寒い日には、温かいものを添える、というのも「点心」の不文律なおもてなしの基本。

いつもは二階の「座敷で蕎麦遊び」に使う京都のたる源の豆腐桶に、絹豆腐と昆布を

入れ、備長炭と燗酒を入れて出した。たる源の織部の徳利には、

「湯豆腐や持薬の酒の一二杯」と書いてある。これを囲みながら酒を酌み交わして

いると、檜風呂にみなでつかりながら飲んでいる気分になる。

「居」  いまこうして、気のおけない仲間たちと楽しい時間を共有している刹那に感謝、なのだ。

今日は「おんなかっぽれ」

仕込みが終わったら神楽坂の源太さんに会いにいく予定。今年もあと2週間。日々是好日。

 


点心庵でハガキがきた。

2015-12-15 08:14:01 | Weblog

ハガキの主は、星野村の仙人、山本源太さん。日本一の玉露の里に途絶えた「星野焼き」

を再興した陶芸家。縁あって、花の原田先生が二回そこで花を生け、茶会が催された時に末席に座らせて

もらったことがあり、それから帰福した際に時々寄らせてもらっている。

彼の作る「茶器」で、煎茶を飲むと、「日本人にうまれてきてよかった」と思うはずだ。

「天心庵」と間違ってかく人はあるけど、「点心庵」とはおもしろい。大寄せの茶会で、お茶がすむと、

縁高にちょっとした麺などで、しのぐ料理を「点心」という。簡素なたべもので、「ひとの心に点ずる」という

意味らしい。「ちょっとしたこと」だけど、茶の世界には、こころ打つ事や学ぶことが多い。

17日(木)まで、神楽坂の「うつわや 釉」で、「山本源太 うつわ展」をやっている。

「俗」という匂いのしない福岡の星野村の仙人の「こころ」に点じられるような陶展だ。

昨日は「長屋で女史会」だった。大型新人も加わり、おおいに盛り上がった。

今日は「タイムドメイン」 畑をやっている友人が、とれたての野菜を走ってもってきてくれる。「ご馳走」

の原点みたいな宴。

明日が「おんな かっぽれ」だ。

 


ねこが懐石を食べる

2015-12-14 07:33:00 | Weblog

♪馬がしゃべる そーんなバカな・・・・

そんなテレビ番組があった昭和30年後半ころのアメリカのテレビドラマ?

天真庵にオープンエアーな場所がある。喫煙コーナーでもあるし、そばの笊や

おしぼりや、魚の干物、冬はほし芋などをつくる場所でもある。10年前に改装

する時は「犬小屋」だった。そこの場所にときどき野良猫が遊びにくる。

今は今年の春に生まれた5匹の子猫の「いっちゃん」と「さんちゃん」が毎日のようにくる。

先日、いっちゃんを家族にしたい、という女性が蕎麦を手繰りにきた。

うちの大家さんは天真庵のうしろに住んでいて、やはり猫好きだ。歴代の猫

たちのえさも、うちのかみさんと相談しながら、同じ種類の「カリカリ」や「缶詰」

を与えてきた。

ペットショップなどにいくと、ネコと犬の食べ物が「あまた」でていて、選ぶのに大変だ。

今は缶詰は「黒かん」シリーズにし、カリカリは「懐石」というのにしている。

だから、彼らは毎日のように「懐石」を食べている。しかも、ぼくには警戒心があるのか?

寄ってこなく、かみさんがだすと喜んで食べる。茶事で究極のものは、亭主とお客だけの茶、

それを「一客一亭」といってもっとも親しくもあり、厳しくもある、とされている。肝胆あい照らす

ような関係でないと成り立たないということか。ねこにもこころあり、人にもこころあり、だ。

そして「懐石」というのは、もともと修行僧が腹の空腹に耐えるために「懐に石を抱く」

ことかきた「しのぎ」の簡素な料理なのだ。それが最近ではえらく贅沢なものになった。

「こころ」の置きどころがずれてきているのだと思う。

これから「卵かけごはん」   究極で簡素な朝ごはん。世の中で「ホンモノ」といわれて

いるものは、みな簡素。

夜は「長屋で女史会」。秋の夜長に、男と女の歴史を話しながら酒を飲む、というのは風流なものだ。

さらっと、下ネタを酒のさかなにできるようになると、酒道でも師範代に近づくらしい。そんな訓練の道場でもある。

明日は「タイムドメイン」

水曜日が「おんなかっぽれ」

木曜日は「気骨の鮨会」だったけど、じいちゃんの体調が悪いので、中止。堪忍。


究極の昼さけそば

2015-12-13 09:20:03 | Weblog

昔から蕎麦屋で酒を飲む、というのを粋とした。

先週古本屋で古い蕎麦の本を見つけた。その中に、浅草にあった蕎麦屋が、

「そばやで酒を飲まずにそばだけたべると、虫になる」というデマをながしたのがルーツと

書いてあった。尚古主義で、「江戸時代がよかった」などと誉めたたえることは多々あるけど、

こんな話をうのみにして、下戸やご婦人までもがそば前の「昼酒」を飲んだ、というのは?だ。

天真庵では、「そばやの昼酒コース」の文膳というのがある。ふたりできて、ひとりが酒が飲めない

場合は間合いがとれないので、花膳というチーズケーキと黒豆茶を酒のかわりに供するコースもある。

ヤンマージーゼルの昔のCMではないけど、♪ふたりあわせて「文花」だ。君とぼくとで「文花」だ。

(ヤンマーでは、♪小さなものから大きなものまで動かす力だ ヤンマージーゼル と続く)

昨日のお昼に、ぼくの蕎麦と珈琲のお弟子様たちが、「文膳+」(チーズケーキをつける)を楽しみにこられた。

先週の金曜日に「東都よみうり」という読売新聞の別冊みたいな新聞に天真庵の「花膳」

が紹介された。記者さんは、ときどき蕎麦をつるりと粋に手繰りにこられる若くて美しい女性。

「プチ贅沢な気分になる」というほめ言葉もかわいらしかった。

その影響もあって、昨日は2時くらいに蕎麦もチーズケーキもなくなり、むりくり、蕎麦を2時半から打った。

今日は日曜日なので16時で閉店。それから「そば押上教室」

押上といえば、先週駅前に「ライフ」ができた。まだいっていないけど、業界人が視察にいき、

その足で蕎麦を手繰りにこられ、いろいろな情報を教えてくれる。

POSやらコンピュータを使ったマーケティングの最先端を感じる。スカイツリーをはじめ、観光客

などが、いかにもその流れに「のりのり」だからこそ成り立つ世界でもある。

金魚のフンみたいに、ボリボリと薄っぺらなトレンドに右往左往するのも、楽かもなんばんだけど、

歩いて10分もすれば、うらぶれてはいるけど、「きらきら橘商店街」もあるぞ。世界のワインや

チーズは売っていないけど、あげたての「ころっけ」とか「めんちかつ」などをほおばりながら、ブラブラ

するのも粋なもんやと思うけど・・・

明日は「卵かけごはん」夜が「長屋で女史会」

明後日が「タイムドメイン」

 


12月は「これ」を知っているのといないのでは大違い 片仔廣

2015-12-12 09:01:10 | Weblog

昨日は「ダメ中」の忘年会。ダメから始める中国語。大学で第二外国語を中国語にしたけど、

あかんかった。とか、上海に留学したけどものにならなかった。とか、プロの雀師をめざしたけど

挫折した。とか、ダメやったけど、もいちどやってみよう、みたいな気楽な感じで6年くらい続いて

いる不思議講座。NHKにも、みんなで中国語で「北国の春」かなんかを歌っている映像が流れたこともある。

昨日は忘年会。年に一度生き抜きに「水餃子をつくる日」を設けている。こんつめてばかりいると息がつまるので、

こんな息抜きはとても大事。昨日は「肉団子スープ」を女子9人と、♂(ぼく)と10人でいっしょにつくった。

白玉粉をつかって、肉団子を包むところが圧巻だった。粒々皆辛苦の傑作ができた。

土鍋のスープに、くるくる浮き上がる白玉をすくいあげ口の中に入れる幸せは、参加しないかぎり味わえない至福の瞬間だ。

ふいに、「白玉の歯にしみとおる秋の夜の酒は静かに飲むべかりけり」が思い浮かぶ。しかし女子が3人あつまってもかしましい

のに、3の二乗なりの女子が鍋を囲むと、倍音効果でかしまかしまかしましく、静かに飲むべかりけりがかすむ。

しかも、前日やまだくんのTQ修理をされた「マドラー」を紹介したので、それを使って酒を「薬」にかえて飲んだので、おおいに

盛りあがった。漢方薬に「片仔廣」というのがある。「へんしこう」といい、肝臓にいい。それをやまだくんが金のマドラーに転写して

くれたやつで、お酒の味も変わるけど、これをマドラーよろしくさっと酒の器の中でかき混ぜると、どんなに飲んでも悪酔いしない。

忘年会プラス片仔廣効果で、最後のほうは、「ラブホテル学」とか「こっそり学」なんかに話が及んだ。

世の中どこを見渡しても、「めどき」なんである。

25日(金) スタンダードジャズ

演奏:赤須翔(ギター)、阿久津 勇人(ギター)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)