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長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

今日から通常営業なり

2012-04-07 08:29:41 | Weblog
木曜日は旅の途中で、煎茶のお稽古にいけなかった。
昨日までお店をお休みにしていたので、焙煎を5回やって、
煎茶のお稽古に表参道へいく。ひさしぶりに押上駅にいったら、
なんやらいう新しい循環バスが止まっていた。先月20日から
走っているバス。普通のバスより、少し小ぶり。運転手のハイカラ?
なユニフォームが、少しこの街とマッチしていないけど、印象的。
♪田舎のバスは、おんぼろ車・・・ガタゴト路をガタゴト走る・・
とは対照的だけど、田舎からくる人たちをたくさんのせて走ることに
なるのだろう。銀座線は、創業当時をイメージしてレトロな車両が
できるらしい。いろいろと、かしまくなった。

2007年の4月1日に、冗談みたいにはじめた天真庵も、
6年目の春を迎えた。まだまだ道の途中だけど、今年は
「無茶しぃの会」と「バイセン」が始まり、なんとなく
新しい道を歩みはじめた感がある。

昨日は星野村から調達した「日本一の玉露」を、久保
さんの蓋つきの茶碗で、飲んだ。「すすり茶」
という点前。星野村では「しずく茶」といっている。
中国茶よろしく、蓋をずらして、飲む。すこぶる贅沢な
お茶で、飲んだ瞬間に体中の毛細血管まで、玉露になる。
地球が明日終わり、といわれたら、最後に一服したいものだ。
そんな「最後の晩餐」にも不可欠なくらいうまい、というより、いい。

月曜日が「卵かけごはん」
夜が「易教室」
火曜日が「英語でそば会」この会は、池袋時代からやっているので、
6年目プラス何年目・・という感じ。先生まで押上に引っ越してきた、
という地縛霊にとりつかれたみたいな会。

今朝、spice cafeの前に、かわいらしい子猫が、いた。
音符(昨年子猫だった。5月の音楽祭の日だったのと、オーボエのかよちゃんが親になったので、そうなずけた。)が昨年拾われたのも
このへんだった。近くの「きなこ飴やさん」が、あずかっているらしい。もしも「猫が飼いたい」という人がいたら、ご一報を・・

15日(日) ピアノとヴァイオリンの調べ

演奏:野代 奈緒(ピアノ)・鈴木 子(バイオリン)

19時開場 19時半開演 ¥3,000(蕎麦・珈琲付き)

29日(日) 藤田友人絶叫会

演奏:藤田友人(歌)・細井唯 (チェロ)・星野彩乃 (ピアノ)

19時開場 19時半開演 ¥3,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲付き)

<展示>

染もん展

21日(土)・22日(日)
*22日のエンディングパーティーは、「千里家万馬の落語」(19時から2000円・蕎麦・珈琲つき)







春爛漫!この花さくや姫のお墓参り

2012-04-06 08:45:09 | Weblog
先月26日の順受の会の後、旅にでる。

真夜中の東名高速を走り、翌日は大阪からフェリーにのって、
鹿児島の志布志(しぶし、と読む)までいく。
♪大阪から船にのって、志布志へつい~た。ここは港街・・・
こんな演歌が昔なかった?

今年は古事記編纂1300年目にあたるらしい。
神話の坩堝みたいな南九州を、まわることになる。天孫降臨の高千穂
から、西都原(さいとばる)の古墳、その中には、あの「このはなさくや姫」の
お墓があった。ちょうど古墳のまわりは桜が満開で、「らしさ」を感じた。
天孫降臨の地があり、高天原(たかまがはら)から、神さんたちが降りてきて、
高原町(たかはる)で、初代神武天皇が生まれ、成人して、五ヶ瀬川をわたり、
「日の国に向かう」という言霊の日向の美々津(みみつ)までの道程に、ゆかり
の場所があまたある。道の途中に、うちの先祖が眠る墓もあるので、いっしょに
お参りした。めったにいかない、というか20年ぶりにいったのに、ふたつのお墓に
迷わずたどりつける不思議な縁に感謝。

31日は、日本一玉露がおいしい福岡の星野村へいく。そこの古陶館で、原田先生が
3・5mの桜を生け、小倉のなんとかいう流派の人たちが、玉露を入れる、という
お茶会があった。夜は、お茶の資料館で、暮れゆく村の景色をみながら、お茶をいただく、
という優美なお茶会があった。これも、なんとかという古式ゆかしきお茶点前だった。
自然の恵み、生かされている命を感謝しながら、仲間でお茶やお花を愛でる、こんな
に幸せなことはない。

帰りはもうひとつの神話のふるさと、出雲経由で帰ってきた。
出雲路は、あの低気圧のいたずらで「雪」に遭遇。五里霧中みたいな夜道を
走った。これも貴重な体験。

今日は朝から仕込みをして、明日から通常営業。墨田界隈の花も満開。
政治も経済も自然もなんだか混沌としているけ、自然は自然のまま、
悠久の流れに身をまかせ、流れいく。人間の知恵や営みなど、それに
くらべたら、小さなものだと思う。
午後は、お茶のお稽古。今回の旅で、自分流のお茶のテーマみたいなものが
見つかったような気がする。感謝。