長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

トンパ文字

2012-04-21 08:52:16 | Weblog
昨日、京都から染め師の河野雅之さんがこられた。
今日と明日、天真庵で「染めもん展」を開催する。
彼の染める着物や帯は、日本人の「晴れ」の表情を異次元に
つれていくみたいなパワーがある。最初に彼がやった時に
ワイングラスやワインのボトルをデザインした着物が並んだ。
それを買っていった女性は、できあがった着物を着て、パリを
闊歩した。
ぼくも女だったら彼の着物をきて、パリの町歩き、「yen」で
長屋くんのつくる料理を酒肴に、ワインを飲んでみたいものだ。

またある時は、ニューヨークで知り合った女性が京都で結婚式を
7月7日にあげた。その時に、「おり姫&ひこぼし」の着物をあつらえた
のも、河野さんだった。粋なものだ。「晴れ日」には、河野さんの着物
がいい。

今回は「トンパ文字」の着物、帯。Tシャツなどが並ぶ。
トンパ文字は中国の麗江で使われている象形文字。
レイコーいっても、アイスコーヒーではない。もっとも関西では
最近つかわれなくなったみたいやけど・・
漢字も象形文字が発達したもんだけど、「人間の営みの原型」
みたいな感じで、見ているだけで元気になる。

レイコーは使われなくなったけど、京都では「きらず」という
のは現役だ。昨日はオープニングを兼ねて、酒を酌みかわした。
そこに「おから」をだしたら、「このきらず、いい味ですね」
と帰ってきた。京都では昔から、みそかには、きらず(おから)
を食べる。豆腐は切って食べるけど、おからは、きらずに食べれる
のでそう命名され、「お客さんとの縁が、きれませんように」と縁起
からそんな習慣ができた。

明日の夜19時から、今回の個展の締めで「落語」をやる。
今回は大阪から千里家万馬さんがやってきて、新しいこころみ
にも挑戦する。19時から2000円(珈琲・蕎麦つき)