長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

今日は中原中也の誕生日。絶叫会をやるので、17時閉店。あしからず。

2012-04-29 08:44:36 | Weblog
634「無茶しぃ」mの男根みたいなんが、にょきっと、近所にたったので、
全国から、毎日あまたの人がこの街をたずね、その中で縁のある人が、うらぶれた
十間橋通りまでてくてくと歩いてきて、入りにくい、なにや?みたいなお店の玄関を
あけてくれる。人がくる、というのは奇跡だと思っているけど、毎日その奇跡に
感謝しながら生きている今日このごろ。
夕方こようと思っている方は、どうぞ16時半までにおこしください。
わざわざの人が入れないのは、断腸の思いがする。

昨日は「お花の会」だった。宇部から齢(よわい)80になられる原田耕三先生が
わざわざ花の指導に遠路はるばるやってこられる。この日は少し緊張して、庭にさく
花を一輪床の間に投げ入れる。昨日は「白雪芥子」を、久保さんの備前の「鬼の手」
に投げ入れた。先生が「いいですね」と、微笑まれた。昨日は先生の師、故・岡田幸三先生の
七回忌。にかかわらず、ぼくたちの稽古をつけてくれた。
「師は、弟子がみつけることだ」と、名言があるが、偉大な子弟の流れに邂逅でき、こんな
に幸せなことはない。岡田先生は、花を極めるために出家までした人だ。

お茶やお花は、基本的には「楽しむ」ことだけど、その道程は仏教の修行みたいなものだ。
最近はカルチャーセンターの軽さよろしく、自分の都合でおくれてきたり、無断で休んだり
する輩が多いらしい。言語道断である。
卒啄同時。ひながいよいよ生まれる時、殻の中からコツコツとつつき始める。「卒」(卒)という。
いよいよの時期を見て、親鳥がそこを、コツとつつく。「啄」(たく)という。その姿をみて、
禅の世界では、教えの境地、悟りの境地を「卒啄」とか「卒啄同時」という。
時間もお互い大事な持ち物だし、教える師と習う弟子の呼吸があわないのでは、
何もうまれない。
習い事の「習う」も、小鳥が自分で羽をバタバタさせながら巣立ちの練習をする象形文字からきた。



今日の夜は「絶叫会」
演奏:藤田友人(歌)・細井唯 (チェロ)・星野彩乃 (ピアノ)

19時開場 19時半開演 ¥3,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲つき)