長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

和韻を飲む

2012-04-14 08:42:20 | Weblog
昨日は「ダメ中」だった。テレビ局の取材でカメラがまわっていたけど、みな平常心でいつもの
ように歌あり、笑いありのアットホームな勉強会だった。5月あたりに放映される?かも。
ムーチョンさんが赤ワインをぶらさげてきたので、みんなでワイワイいいながら飲んだ。
桧原村から買ってきた「のらぼう」をお浸しにして、それを酒肴にしたら、体中が春になった。
春は山菜がいい。あの苦みがなんともたまらない。
のらぼうは、お湯でさっとゆがいて、出汁に和からしをといて、あればのりやごまを
くわえてあげると、最高のつまみになる。あまりに美味いの声がきけたので、今週の休みも
また行こうかしらん?

昨日は久保忠廣さんが上京した。渋谷の炎色野で一週間個展がある。
昨日が初日。
天真庵の器は90%以上は、彼の作品。白い珈琲カップ、ミルクピ
ッチャー、砂糖入れ。蕎麦を盛る志野の四方皿、薬味を盛る豆皿、
蕎麦湯を供する土瓶もそうだし、最近めきめき人気のガレットの皿
も、久保さんの作品。ガレットの皿は黒い器で、ガレットの蕎麦色
とよく似あっていた。でも最近は数がでるようになったのと、洗ったり
セットするのに、少し緊張するので、蕎麦とおなじように、志野、織部
の○皿に変えた。もとの黒い器は、bunkanが使ってくれることになった。
伊勢神宮の式年遷宮みたいで、気持ちがいい。

炎色野は、「ひいろの」という。陶芸は「炎の芸術」。
「この器は、炎色がよくでてるね」なんていうような使い方をする。
美人の女主人が経営していて、彼女にはいろいろお世話になっている。
押上文庫くんとも彼が音大の学生だったころ、このお店であった。
有名な料理人たちとも、出会いがあった。パリ一番の日本料理屋「YEN」の
料理長になった長屋くんもここであった。無駄のないyen(縁)でつながって
いく「場」というものが、このお店にはある。

居心地のいい場所だけど、狭いお店でもあるので、「ながっちり」だけは
簡便してほしい。昨日お邪魔した時、ちょうど友人がきたので、
「蕎麦屋は酒を飲んでも一時間半、器屋は器を買っても一時間」と念を
おして店をでた。

夜の「蕎麦会」は、おなじ世代の人たちだったので、波長もあい、おとな度
が同じで楽しかった。
締めには、日本一の玉露の産地、「星野村」の玉露を、久保さんの斑唐津で
だした。お菓子は幹事さんの名前にちなんで、「山田屋まんじゅう」
わざわざ名古屋からきた社長もいた。

今日もわざわざ名古屋から、まいこ先生がきて、「ダメから始める中国語」
をやってくれる。


今日は「ねんどの会」
こねるのまいかさんがやってくる。先週の朝日新聞に
彼女がのっていた。年齢をみて、びっくり。
光陰矢のごとし。

15日(日) ピアノとヴァイオリンの調べ

演奏:野代 奈緒(ピアノ)・鈴木 子(バイオリン)

19時開場 19時半開演 ¥3,000(蕎麦・珈琲付き)

29日(日) 藤田友人絶叫会

演奏:藤田友人(歌)・細井唯 (チェロ)・星野彩乃 (ピアノ)

19時開場 19時半開演 ¥3,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲付き)