長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

カノンちゃんがでてきた

2010-09-23 08:35:47 | Weblog
今日は定休日。秋分の日だけど、定休日と休日が重なった
場合は、「ビンゴ!」と叫んで、休みにする。朝、一時間くらい軽い
ジョッギングをした。「こここらも見える」とばかりに、路地裏の壊れかけた
古色蒼然とした建築物と対照的に、スカイツリーが見える。

今朝の新聞の一面に、そのスカイツリーの470m地点(昨日の高さ。第二展望台
のあたり)に、中秋の名月が、ちょこんと鎮座するような写真がカラーで大きく
紹介されていた。来年は、634(むさし)まで、伸びるので、中秋の名月が
串団子のように、写るらしい。その記事を読んでいたら、仙崖和尚の絵を思いだした。
禅僧が昔から「円相」(えんそう)といって、筆でな丸い円を一気呵成
に書いた。心が波立たず、精妙な平常心をもってすれば、満月の月のような
円が描ける、というならわしみたいなものか。仙崖和尚は、それをひにくって、
円相を書いて、そのかたわらに「これ食って茶飲め」と書いてある。20代の若いころ
その絵を見たときには、笑いころげてしまった。でも今は、仙崖和尚が
感じたこと、いいたいことが、少しわかったような気がする。何事も
原理原則とか法則とか常識にこだわったりしすぎると、窮屈になって、本質を
見失う、そんなことをいいたかったのでは、なかろうか。

昨日は、ピアニストの赤松林太郎くん、宮野亜希子さんのヴァイオリン、慶野未来さん
のホルンで、「十五夜コンサート」があった。小泉さんが「感動した」といったように、
みんなで感動した。初めてこられた和尚さんも、「感動した」とのたまった。林太郎くんは、夏休をハンガリーで過ごし、パーリンカというハンガリー人が愛する酒(55度くらいあるらしい)を堪能してきたらしい。リハーサルの時にも、そのパーリンカが骨の髄あたりから染み出してきてる?くらい気合の入った感じだった。本番のピアノのソロでアヴェ・マリアを静かに円相のように演奏してくれた。誰か眠ってしまったか?イビキのような音がする方向に目をやると、知り合いの和尚が目頭をハンカチで押させていた。和尚のお寺でも、来月に「茶会」があり、林太郎くんが、ピアノをひく予定になっている。

今回の「ホルン三重奏」は、明々後日26日(日)に、六本木のオフィス設計ホール
でも、やります。www.officesekkei.comか03-5545-1101
で、お確かめ下さい。

今日は、先日誕生した姪っ子を見にいく予定でいる。名前が「華音」
と書いて、「カノン」ちゃん。ひょっとして、将来は音楽家に・・?
と思わせるような名前だ。
生きていく命や、死んでいく命・・・愛されたり、憎まれたり、嫉妬したり、
泣いたり、笑ったりしながら、行き暮らしていく、さらさらと、たださらさらと・・


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2 コメント

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カノン! (じんじん)
2010-09-23 15:48:28
おお、ウチの長女は香る音と書いて「香音」です!!
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Unknown (天真)
2010-09-24 08:01:00
「カノンギター教室」
なんて、いいですね!
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