昨日は、そば雑誌が、「ゆさそば」の取材にきた。
YOU TUBEで「ゆさそば」を検索すると、天真庵でもライブの模様がでてくる。
3人が「そばや」の格好をして、オリジナルのそばソングを奏でる。悲しい恋愛の歌もあるぞ!
昨日はCDを持参してくれたので、さっそく聴きながら取材。タイトルは「ゆさそば一杯」という。
スーパーなどで♪さかな さかな さかな さかなを食べるぞ~ みたいな音楽がよくながれていた。
あの音楽を聴くと、魚の売り御揚げが大幅にアップするらしい。
ぜひ、「そばや」の人たちには、この「ゆさそば一杯」をBGMにして、いっぱいそばをひろげてほしいものだ。
「おまけ」みたいに、天真庵のそばも、その雑誌に紹介されるらしい。
来月の「南島原のそば会」用に、久保さんがつくってくれた「黄瀬戸のそばちょこ」をつかって撮影。
黄瀬戸(きせと)の器は、黄色の少しざらついた肌(油あげて、なんて粋人はいう)に、胆礬(たんぱん)という緑もほのかに染み込んでいる
のがいい、とされる。それに土色した「おこげ」みたいなのが少し入っていると、「いいね」とこころからいわれる。そこに蕎麦汁を入れ、そばを手繰る。
春風駘蕩とは、こんなことをいうのだろう、というような香りがかすかにする。そば通は、そのへんのところがたまらないらしい。
昨日の記者には、そのあたりのことを説明しなかったけど、日本一の蕎麦雑誌の記者さんだから、きっとわかっていたに違いない。
魯山人翁が「器は料理の着物」という名言をはいた。けだし名言である。ぼくは、久保さんの器を20年くらい使わせてもらっているけど、
花も器に教えてもらい、そばも珈琲も、器に「こんなものつくったら」と教えてもらっているように思う。
今朝は庭に咲いた椿を、久保さんの古瀬戸の花器に投げ入れて、床の間の「江南春」の軸のところにおいた。
これから「卵かけごはん」。夜は「ダメ中」今日は名古屋のそばもんが、そばを担当してくれる。