今日は「英語で蕎麦会」
夕方6時に、めだかの学校よろしくスカイツリーに集まって、
生徒先生が一丸になって、「これいける」と思う外国人にターゲットをしぼり、
「ええ、そばやがあるんやけど、いかな~い」と声をかけ、うらぶれた下町通りをてくてく
と歩いて天真庵までつれこむ、という全行程を英語でやる、という奇妙キテレツなポンビキ風英会話教室。
これを始めた時は「ドンビキ」する人が多く、生徒数が激減したけど、そんなことどこふく風でやり続け、今にいたる。
正確ではないかもなんだけど、もうすぐ20勝。だめだったのは4敗くらいなので、けっこういい成績。
ボクサーなら、「まだまだ世界がねらえる」といった戦績である。
東京砂漠という緑や地面が少ないところで、スカイツリーというのは、「新東京タワー」であり「光の搭」のように
シンボリックに細い男性シンボルよろしく、ピーンと大地に勃起している。これが立つ道程に、世界中から宗教家
たちが集まり、気をこめたり、祈りをささげてきた。そのころから、うらぶれた十間橋通りにお店を開いていたので、不思議な
人たちが、ときどき蕎麦を手繰りにきてくれた。いまでも、ときどきそんな神様みたいな人たちが、突然きたりして、お店の
雰囲気が凛然と静まりかえったりすることがある。天真庵みたいなへんてこなお店が10年も続く「おかげ」も、きっと
その奇人のような人たちと、それに煮た奇人の人たちの力が多いのではないかしらん。そんなことを最近よく思う。
来月の南島原の「そば会」は、原城の跡地の施設に泊ることになった。島原の乱の舞台。「沈黙」が題名に反して
賑わっているらしい。自分史の中では、有意義な一ページになりそうな予感がひしひしとしてきた。