仕事がらときどき「かっぱ橋」を散歩する。天真庵の器の9割は、久保さんに
お願いしているので、器などは買ったことはないけど、なんとなく気分で器屋さんはのぞく。
冬は、鍋とかそのまわりにの商品が多い。ひゃうげもん風やら、なんちゃってみたいなものばかりだけど、
春夏秋冬いろいろな国の人でにぎわっている。とくに「包丁や」さんにいくと、外国人が多く、店員さんにも英語
が堪能な人が必ずいる。
歩いて30分くらいだけど、ときどきバスにのってでかける。菊屋橋で降りると、すぐそこがかっぱ橋。
昨日は古道具屋というか、中古の調理器具あたりを扱っているお店の軒先に、使いふるされた「お櫃」があった。
その上に、ヨットの置物があり、勝手に扱うと、ヨットまで買うはめになりそうなので、おばちゃんに、「おひつみせて」
と頼んだ。少し水けが足りず、二三日水につけて、なんとか焙煎した豆を蒸らすにいいかと思い、「いくら」といったら・・
「2500円」だという。「ちょっと高いんじゃない?」と聞くと、「ちゃんとしたものだと、もっとする」という。
「ぜんぜんちゃんとしてないじゃない」なんて答える気力もなくなる応対だったので、「さよなら」といって踵をかえした。
炭火興しのホーローを、よそのお店で買ってお店にもどる。途中、よくいく骨董屋のおやじに「寒いね」と声をかけられた。
「こないだお店の軒先にあったちゃぶ台売れたの?」ときくと、「3000円で売れた」とのこと。「その人はいい買物したね」
というと、「若くてべっぴんさんだった」とのこと。ちゃぶ台の横に、手あぶりかなんかあって、そこに鉄瓶を置き、チロリで
白鷹なんかを燗にしてくれ、その残り火でスルメでもあぶってもらって・・・・想像するだけで楽しい。
足るを知る、そんな素朴な生き方の中に、ほんものがいっぱい。
今日は「満つまめの会」 最近マーくんは、器にはまっている。黄瀬戸、織部、志野がわかるようになってきた。
そして今日も「味噌つくり」
明日は「インヨガ」