長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

樽を知る?

2017-02-03 09:02:12 | Weblog

仕事がらときどき「かっぱ橋」を散歩する。天真庵の器の9割は、久保さんに

お願いしているので、器などは買ったことはないけど、なんとなく気分で器屋さんはのぞく。

冬は、鍋とかそのまわりにの商品が多い。ひゃうげもん風やら、なんちゃってみたいなものばかりだけど、

春夏秋冬いろいろな国の人でにぎわっている。とくに「包丁や」さんにいくと、外国人が多く、店員さんにも英語

が堪能な人が必ずいる。

歩いて30分くらいだけど、ときどきバスにのってでかける。菊屋橋で降りると、すぐそこがかっぱ橋。

昨日は古道具屋というか、中古の調理器具あたりを扱っているお店の軒先に、使いふるされた「お櫃」があった。

その上に、ヨットの置物があり、勝手に扱うと、ヨットまで買うはめになりそうなので、おばちゃんに、「おひつみせて」

と頼んだ。少し水けが足りず、二三日水につけて、なんとか焙煎した豆を蒸らすにいいかと思い、「いくら」といったら・・

「2500円」だという。「ちょっと高いんじゃない?」と聞くと、「ちゃんとしたものだと、もっとする」という。

「ぜんぜんちゃんとしてないじゃない」なんて答える気力もなくなる応対だったので、「さよなら」といって踵をかえした。

炭火興しのホーローを、よそのお店で買ってお店にもどる。途中、よくいく骨董屋のおやじに「寒いね」と声をかけられた。

「こないだお店の軒先にあったちゃぶ台売れたの?」ときくと、「3000円で売れた」とのこと。「その人はいい買物したね」

というと、「若くてべっぴんさんだった」とのこと。ちゃぶ台の横に、手あぶりかなんかあって、そこに鉄瓶を置き、チロリで

白鷹なんかを燗にしてくれ、その残り火でスルメでもあぶってもらって・・・・想像するだけで楽しい。

足るを知る、そんな素朴な生き方の中に、ほんものがいっぱい。

今日は「満つまめの会」 最近マーくんは、器にはまっている。黄瀬戸、織部、志野がわかるようになってきた。

そして今日も「味噌つくり」

明日は「インヨガ」