来月14日に開通する金沢新幹線の切符が本日発売らしい。
マニアックなファンがいるので、数十秒くらいで始発の切符が売り切れる、という予想らしい。
ちょっと昔は、メガネとカメラをぶらさげた日本人が、買い物ツアーなる「観光」をしていたけど、
最近はアジアのほかの国の観光客が、日本にあまたやってくる。観光立国というか、これから
我が国ニッポンは、海外からの観光に依存する割合が増えてくるのだろうけど、
「観光名所にいって、買い物をする」というのが、「観光」なの?という素朴な疑問が、ごはん
の後に歯にはさまったもののように残る。
天真庵の玄関は、般若くんが枠組みを作り、取っ手を、角居くんがつくってくれた。二人とも
金沢出身で、毎年のように浅野川の川端の素敵なギャラリーで展覧会をやっていたので、金沢には
よくいった。東京からのアクセスも一時間以上短くなるらしいけど、「時間」という自然にさからって、スピード
をあげた分、見失ったり、見つけられなくなったり、人間の生理と波長があわなくなってしまうものが多いような気もする。
金沢という街は、ぬる燗でゆっくり体に酒がしみ込むように、そうろうと歩いてこそ、よくわかる街のような気がする。