今日は2月22日。「竹島の日」らしい。領土問題なんかの話を
すると、お互いの我とか欲とかわざとらしい政治くささなんかぷんぷん
する。また、にゃんにゃんにゃんと、2がぞろ目になるので、「猫の日」
でもあるらしい。天真庵のオープンエアーな空間に、また最近かわいらしい
猫がくるようになった。いろいろ名前をつけたけど、今回は天真庵の
冠をとって「てんちゃん」。昭和のころそんな呼び方をすると、右翼の人
ににらまれた。でもこちらのは「てんちゃん」と呼ぶと、腹がへったといわんばかりに
「にゃー」と返事をする。ささくれだったこころで、政治問題を語るより、
ひだまりで幸せそうに昼寝するにゃんこを眺めているほうが、穏やかな気分になる。
きのうから、「メニューにないメニュー」にも新人が登場。
「あんがれ」という。
子供たちに永遠にあいされる「あんぱんまん」にあやかるわけではないけど、
「いつも、そば粉を台所に」をモットーにしているので、そんな流れから
自然に生まれた。昨日は、3時ころ蕎麦が売り切れた。なんこでたか忘れた
けど、あんこがいっぱいでた。「押上であんがれを」「彼とガレット」
みたいになればいいと思う。
あいかわらず、毎日が命の味噌作り。今日も味噌作りと蕎麦打ちをダブルでやるくんがくる。
「手前味噌&手前蕎麦」があれば、「天下無敵の台所」。これからの時代はこれですよ。
朝起きて、バロック音楽か静かなジャズでも聴きながら、珈琲を石臼で挽き、自分で
ドリップして飲む。それから「手前味噌汁に手間蕎麦」を入れた朝食。あじの開きも
自家製ならなおよい。こんな朝飯が朝飯前になるような生活を基本にすると、人生
の「ほんとうの豊かさ」が体でわかってくる。
味噌汁の具を自分で作りたい人は、土を耕し、アジをもっと美味く食べたい人は、
釣りをすればいい。珈琲を美味く飲みたい人は、自分で焙煎をすることをお勧めする。
そしてできたら、石臼で挽くといい。
そんなわけで、本日は「竹島&猫&味噌作り、蕎麦打ちの日」でありまする。
明日は「卵かけごはん」 最近この時間に蕎麦を打ちにくる人がいたり、三味線を習い
たいだの、焙煎を習いたいだの、不思議な奇人さんたちがやってくる」
夜は「論語の会」(順受の会)。論語の会が20年も続くなんて、20年前も今も考えて
いなかった。それを祝して4月に先生ゆかりの小川町でイベントをやります。
小川町といえば「和紙」。南條先生の寒山拾得も小川和紙によく書いた。