長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

お豆も玉も金冷法がいい?

2015-02-10 08:56:47 | Weblog

今朝の東京の気温はマイナス2度だった。庭に貯めた水も、小さな池も

うっすらと氷がはった。寒いけど目白たちは元気に遊びにきて、みかんを

啄ばんでいる。

こんなに寒い朝は、蕎麦を打ち(今日は普茶料理の会もあるので、花を生け、お茶をたてた後に蕎麦打ち)、

そのまま朝飯前に珈琲豆の焙煎をした。お店の温度も9度くらいだったけど、焙煎を3回すると、一度あがって10度になった。

焼きあがった珈琲豆をざるに入れ、外でギンピをとり、うちわで仰いで、余熱をさます。炭になる直前まで熱された

ものが、マイナスの外気で急冷させる、まるで金冷法だ。豆にも、金ではない玉にも、これほどいい健康法はない。

日曜日は下で、蕎麦打ちをやり、二階が味噌作りだった。本日は下で味噌作り、二階の座敷が「普茶料理風そば会」。

「寺ごはん」みたいな普茶料理を食べると、身もこころもひきしまる思いがする。今日は大企業の社長さんたちだけど、

ぼくの線香臭いうんちくに耳を傾けながら、お茶事をしたり、蕎麦を手繰ったりするひとときを共に楽しむ。

だいぶ慣れてきたけど、この会は、少しあらたまった静謐な時間をつくることがとても大事なんで、花の生け方や、

掛け軸なんかに少し気を使う。それがとても気持ちがいい。煎茶道を勉強していてよかったと思う。

明日明後日は「卒啄焙煎塾」&「無茶しぃの会」

明日は、外国の方も入門される。3人の大型新人が参加。名前は忘れたけど・・・ワインの名前とか、外国の人の名前は覚えにくい。

「ポール」にしておこう。

「大道無門」・・・老若男女を問わず、「やりたい」と思う人には、「門」など無用、という禅語。

珈琲道も茶道も、そんな気持ちでやっていきたいと思う。やってみたい、と思うことが大事。