天然居士の独り言

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東電OL殺人事件・・・

2012年10月29日 21時52分48秒 | 日記
 昨日家でゴロゴロしていたせいか、疲れが取れた感じがします。
 職場に行っても快調でした。
 今日は、歯医者の予約を入れてあったので、1時間早退しました。
 治療は痛かったのですが、早帰りで気分も更に良くなりました。

 1997年(平成9年)に東京都渋谷区で起きた東電OL殺人事件で、
 無期懲役が確定していたゴビンダ・プラサド・マイナリさんの
 再審第1回公判が今日東京高裁で行われ、
 検察側は「被告以外の者が犯人である可能性を否定できず、
 被告を有罪とは認められない。被告は無罪との判断に至った」と述べ、
 マイナリさんは無罪だと主張しました。
 公判はこの日で結審し、判決は11月7日だそうですが、
 マイナリさんを無罪とするのは確実です。

 この事件では、再審請求審で実施されたDNA型鑑定で、
 被害者の体内に残っていた精液と現場の部屋に落ちていた体毛の型が一致し、
 マイナリさんとは別の男性のものと判明し、
 これを受けて高裁は今年6月、「第三者による犯行の疑い」を認めて
 再審開始を決定していました。
 検察側はその後も「マイナリさんは有罪」との姿勢を崩しませんでしたが、
 再審開始が確定した後に独自に進めた鑑定で、
 女性の右手の爪からも同じ第三者の型が検出されたため、
 今月になって無罪主張に転じたと報じられています。

 マイナリさんは、既にネパールに帰国していますが、
 弁護団を通じて、
 「無実なのに人生の大切な時間を失った。12年前の裁判が誤っていたことをきちんと認めてほしい」との
 コメントを発表していますが、それは当然の事でしょう。

 この事件、1審の東京地裁は無罪としています。
 それを東京高裁が逆転有罪として、最高裁もこれを認めています。
 当時から冤罪を疑われた事件の一つでした。
 状況証拠の積み重ねによって有罪としたのですが、
 今回、被害者の爪に残った皮膚のDNAと言う物証によって、
 検察は完全にギブアップしました。
 今回の無罪から有罪へ転換した経緯など、
 裁判所も十分な検証が必要な気がします。
 
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