天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

森友学園問題・・・

2020年03月20日 19時20分21秒 | 日記
 週刊文春の3月26日号で、
 森友問題の決裁文書改ざんを強要され自殺したとされる
 近畿財務局職員の赤木俊夫さんが遺した遺書と手記が公開されました。
 週刊文春を読まないで、このような日記を書くのも申し訳ないかも知れませんが、
 手記について報じられた内容を元に要約しますと、
 2017年2月17日の安倍総理が発言した、
 「私や妻が関係していたということになれば、
  私は間違いなく総理大臣も国会議員も辞める」との一言だったようです。
 これにより、近畿財務局に残されていた文書の改ざんが始まります。
 当初、自殺した赤木さんなど近畿財務局内では、この改ざんに抵抗を示したようですが、
 理財局からのかなり強硬な指示があって、
 26日から改ざん作業が始まり、
 真っ先に昭恵夫人や安倍総理の名前が入った箇所が
 ことごとく削除されていったようで、
 それを強要されたのが、赤木さんだったようです。
 改ざんの事実は、大阪地検特捜部はすべて把握していましたが、
 当時の法務省事務次官で、現在、違法な定年延長が問題になっている
 黒川弘務・東京高検検事長が官邸の意を受けて捜査ストップに動いたとの事です。
 結果的に、大阪地検特捜部が佐川氏をはじめ告発されていた
 財務省幹部および近畿財務局職員計38人の不起訴処分を公表していますし、
 安倍総理が「麻生大臣のもとで徹底的に調査し明らかにした」とする
 財務省の報告書も公表されました。

 森友問題は、忘れられたような感じがしていました。
 その後の加計学園問題、桜を見る会問題、東京高検検事長の定年延長問題など、
 次々と起こる疑惑に紛れてしまったようにも感じていました。
 ここに新たに遺族の方の勇気ある手記の公表で、
 森友問題がまだ解明されていない事が明らかになったような気がします。
 遺書と手記は、伝聞証拠になるのかも知れませんが、
 この内容を逐一検証する事で、事実は明らかになると思います。
 是非、野党やマスコミには徹底的に追及して欲しいと思いました。
 また、赤木さんのご遺族は、国と佐川元理財局長に対し、
 損害賠償を求める訴えを提起しました。
 この裁判によっても、解明出来れば良いと思います。

 追い込まれて自殺に至った赤木さんは、本当にお気の毒だと思います。
 かなり強力な圧力だったのでしょうが、
 出来れば存命の間に、内部告発をして欲しかったような気がします。
 赤木さんの同僚の方や、検察内部の方など、
 安倍政権の様々な疑惑隠しに憤りを持っている方も多いかと思いますので、
 大きな勇気が必要だとは思いますが、内部告発して欲しいような気もします。

コメント
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