鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第816回】 受け取り方

2013年03月26日 | 住宅コンサルタントとして
このお仕事をさせていただいていて、つくづく思うことなのですが、
伸びる人と伸びない人、伸びる会社の経営者と伸びない会社の経営者は、
根本的に受け取り方が全くことなります。

私自身、専門分野は住宅業界におけるマーケティング、セールス、商品開発です。
ですから、クライアント様や勉強会のメンバーの方に、
業績を高める上でお役に立つ情報提供や改善策の提案をさせていただくことが主なわけです。

その中で、他の企業の成功事例をご紹介するケースがすごく多いのですが、
そういう情報提供をした際の受け取り方が、伸びる人と伸びない人では全然異なるのです。

伸びる人、伸びる会社に共通しているのは、
お伝えする情報の中に1%でも自社で活用出来る部分が無いか、というスタンスで
こちらの話を聴いていただける、ということです。

そもそも、自分達と同じエリアで同じ手法でやっている会社など存在しない。
耳にする事例が100%自社に当てはまる、ということなどあり得ない。
だから、他社さんの事例の中で活かせるポイントはないか?というように、
非常に前向きで積極的な姿勢で話を聴いていただけます。

一方、まだまだのレベルのスタッフ、会社に共通しているのは、

「いやいや、言わんとすることは分かるけど、それってこのエリアでは当てはまらないんですよ!」
「それって、我が社のことを理解した上での話ですか?」

というように、ストライクゾーンが狭いというか、
80%以上自社に当てはまらないと受け入れないというか、そういうスタンスなのです。

自社に100%当てはまる事例など、ほとんどないということが分かっていないのです。

「1%でも活用できる部分が無いか?」という、前向きな心を持っている人は、
例えば電車に乗っている時でも、レストランで食事をしている時でも、
街を歩いている時でも、子どもの参観日に行っても、
自分の商売繁盛に結び付けるヒントをたくさん発見できるのです。

受け取り方におけるストライクゾーンが広いのです。

そういう人は、いろんな方の話をノリノリで聴いて下さるので、
周囲の方がいろんな情報を提供してくれるようになります。

すなわち、情報が自然と集まるのです。
更に試行錯誤しながら、たくさん失敗をしながらも、いろんなことにチャレンジするので、
仕事の精度がドンドン上がっていくのです。

こういう人や会社が伸びる人なのです。

そう考えると、情報の受け取り方がとても大切だと思うのです。

受け取り方が大事。
皆さんはどう思われますか?
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