鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第815回】 ちょうどいい

2013年03月25日 | 住宅コンサルタントとして
小林正観さんの「100%幸せな1%の人々」という本の中に、
お釈迦様の言葉が紹介されています。

「すべてがあなたにちょうどいい。
今のあなたには今の夫がちょうどいい。
今のあなたには今の妻あちょうどいい。
今のあなたには今の子どもがちょうどいい。
今のあなたには今の親がちょうどいい。
今のあなたには今の兄弟がちょうどいい。
今のあなたには今の友人がちょうどいい。
今のあなたには今の仕事がちょうどいい。
死ぬ日もあなたにちょうどいい。
すべたがあなたにちょうどいい」

この言葉、非常に深いと思います。

例えば、こういうことをいう経営者の方がいます。

「ウチのスタッフは、問題意識が全然足りないんですよ。
危機感も足りないし、変わろうとしないんです」

でも私自身、いろんな経営者の方とご縁を頂戴していて思うのは、
一般のスタッフは経営者が持っておられる危機感や問題意識の30~50%くらいしか持っていない、
ということです。

そもそも、経営者が100の危機感、問題意識を持っていたとして、
スタッフが150の危機感、問題意識を持っていたとしたら、

「こんな危機感の無い、問題を感じない会社では働けない」

と思って、おそらく会社を辞めていかれるでしょう。

そういう意味で、今の自社に今のスタッフがちょうどいい、と考えることが出来ます。

また、スタッフの中には、

「ウチの会社の社長はここがダメで、上司である部長はここがダメで・・・」

と会社や経営陣、上司のことをよく思っていない人もいるかもしれませんが、
そもそも今、会社で働かせてもらって、お給料をいただいているのですから、
少なくとも多大な恩をいただいているのです。

それなのに、会社や上司のことをそこまで悪く言うスタッフ自身も、そもそもダメな部分がある。
ということは、そういうスタッフ自身にとって、今の会社はちょうどいい、と考えることが出来ます。

周囲のことにいちいちイライラしたりすることが如何に意味が無いか、
ということに気付かせていただけます。
(と頭では分かっても、私自身、小さいことでイライラしてしまうことがあります。
人として、まだまだ未熟な証拠です・・・)

今の環境こそが、自分にとってベスト。
そして自分のレベルを上げていくことに精進した方が、幸せに生きれると思うのです。

すべてが自分にちょうどいい。
皆さんは、どう思いますか?
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