鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3339回】 器の大きい経営者

2020年02月20日 | 住宅コンサルタントとして

会社はトップで100%決まります。

 

トップの器以上の会社には、絶対にならない。

 

トップの器を超えた瞬間、組織は乱れ、

必ず何人か社員さんが辞めていって、

トップの器にあった組織規模になる。

 

組織はこれを繰り返します。

 

私はこの仕事を通して、いろんな経営者の方を拝見してきました。

 

自分自身は人間的にも未熟だし、器も小さいですが、

ありがたいことに、素晴らしい経営者の方にたくさんお会いできました。

 

そんな中で気づいたことがあります。

 

◆器の小さい経営者の特徴

1.自分が話題の中心にいないと面白くない

2.自分の過去の功績、実績を語りたがる

3.基本、ナルシストでかまって欲しいオーラが出ている

4.一人で決断、行動できない

5.自分と考えや価値観が違う人を拒絶する

 

◆器が大きい経営者の特徴

1.主語がいつも「お客様」と「ウチの社員」

2.今、会社があるのは、社員さんが頑張ってくれたおかげ、と本気で思っている

3.謙虚ですなお、自分がイメージできないことでも、とりあえずやってみる

4.一人で決断、行動ができる

5.自分と価値観や考え方が違う人にも寛容的

 

ビジネススキルがどれだけあろうが、

仕事がどれだけ出来ようが、

人としての器を大きくしていく努力をしなければ、

良い経営者にはなれません。

 

自分が仕事ができることと、経営とは、

全く分野が違うことなのです。

 

ビジネスのセンスがあると、

お客様から選ばれ、受注量が上がっていきますが、

それをこなすためには人が必要です。

 

だから組織は大きくなります。

 

この大きくなった組織を維持し、更に成長発展させるかどうかは、

全てトップの器次第なのです。

 

少なくとも、経営者はそういう風に考えていなくてはならないのです。


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