鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4095回】 若手スタッフの育成

2022年03月17日 | 住宅コンサルタントとして

弊社のクライアント様の中で、

年間200棟を超えるクライアント様に共通するのは、

入社2~3年目のスタッフが成長する環境がある、

ということです。

 

未経験で入社した3年生が、

確実に会社に利益を生み出せる結果を出しているのです。

 

私の記憶だと、10年以上前には、

入社3年目でかなりの成果を出していた方は

確かに存在していましたが、

それは会社が育成したのか、というとそうではなく、

若手スタッフさんのポテンシャルが高かったから、

というのが事実だと思います。

 

ところが、この10年で大きく変化したのは、

入社当時のポテンシャルに関係なく、

大半の3年生が成果を出し、

完全に黒字社員化しているのです。

 

私自身、若手スタッフさんに成長していただけるよう、

研修をさせていただくことは多いのですが、

正直、研修だけで人は成長しないのです(←断言)。

 

その研修の内容を理解した上司が、

日々の業務の中で、やるべきことを決め、やらせる。

 

その「決めたことをやる」中で、はじめて人は成長するのです。

 

要するに、インプットだけで成長するのではなく、

行動が人を成長させてくれるのです。

 

コンサルの立場としては、

対象となるスタッフさんに日々、接することは、

物理的に不可能なので、

直属の上司の関わり方がポイントになるのです。

 

組織全体で、何としてもあの社員さんを

絶対に成長させる、という明確な意思があって、

若手スタッフが成長するのです。

 

更に何名かいる同期の中で、

ある一人が劇的に成長することにより、

他の同期が焦り、自らの考え方と行動を変える。

 

これはよくある話です。

 

すなわち、同期入社を複数名、採用できる会社が、

若手が成長しやすい環境を整えられる、ということ。

 

稀にいますが、数年ごとに新人を1名採用したい、

という会社が、若手スタッフを育成できない原因が、

 

「競争意識を持たせられない」

 

ということなのですね。

 

ある一定の規模の組織をつくって、

毎年、複数名の社員さんを採用できる会社が勝つ。

 

住宅会社の現状をまとめてみました。


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