鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1176回】 「何を言うか?」より、「誰が言うか?」の方が大事

2014年03月21日 | 住宅コンサルタントとして
小学生や中学生の時、全校朝礼で全く共感出来ないような内容の話を
グダグダ長い時間、話し続ける校長先生とかっていませんでしたか?

話の内容そのものは、おそらく立派で素晴らしいのでしょうが、
その話すら聴こうという気持ちにはなれませんでした。

また、会社の中での朝礼や会議で、社長は非常に素晴らしいことを言っているのですが、
社員さんはどこかしらけて聴いていて、

「は~っ、またはじまったよ・・・」

とでも言いたいばかりのリアクションをしたり、
もしくは全く下を向いて話を聴いていなかったりするケースもあります。

その逆に、皆が一言一句、「聴き洩らしてなるものか!」と、真剣に話を聴いてしまうスピーチをする人。
また、言葉の1つ1つが胸にジワジワと沁みてくるような、心に深く届くお話が出来る方もいます。

この両者の違いは何なのか?

私なりの考えですが、「何を言うか?」という話の内容よりも
「誰が言うか?」という発言者への共感の方がはるかに重要になってきていると思います。

言葉は、それを使う人の人間性がその価値を決めてしまうような気がします。

とすれば、言葉を使って社員さんにいろんなお願い事をしなければならない経営者や幹部の方は、
日頃から社員さんに認められるような考え方や行動を示しておかなければならない、ということになります。

「(ウチのスタッフは)話を聴くスタンスがなっていない」

というようなケースでは、聴くスタッフさんの方に問題があるケースもあれば、
話す経営者側の日頃の行動や人間性に問題があるケースもあります。

言葉を使う立場の方こそ、日頃からしっかりと自分を磨いておきたいものです。
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