鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2496回】 調査、何回、行ったかな・・・

2017年10月30日 | 住宅コンサルタントとして
2017年も時間がちょっと取れれば、日本全国、調査に行きました。

何回、行ったのか、面倒なので数えませんが、
まだ11月、12月も数か所、調査に行く予定です。

弊社は住宅会社専門のコンサルティング会社なのですが、
今年、調査に行っているのは、大半が住宅会社以外。

業界問わず、繁盛店、お客様が自然と集まるスポットに足を運んでは、
人が集まる理由を考えたり、人を惹きつけるものは何なのかを考えたりします。

個人的に思うのは、今の若い世代の方の価値観は、
一方的に売り手側の商品やサービスを押し付けられることが好きでは無いということ。

モノは溢れていて、消費者の選択肢は無限。

だからただ単に、「品質が良いから」「安いから」「お得だから」とかいう理由で
人は動かなくなっています。

品質が良くて、コスパも高いのに加え、
それらを手にした時の嬉しさを友達とシェアして、「メッチャいいやん!」と言われて
はじめて買ってよかったと思える時代。

だから、どんな商品、サービスを提供する時も、
それを手にしたお客様が友人とその情報をどうシェアするかまでをデザインすることが
これからの商売で欠かせないと思っています。

スマホが普及し、ちょっと変わったことがあるとすぐにカメラを起動し、
映像で記録を残すことが簡単になりましたから、
一つは写真映えする商品、サービスを提供することがポイントとなります。

そしてもう一つは、物質的な満足では無く、
お客様の心を思いっきり満たして差し上げること。

精神的にはまだまだ満たされていない方がたくさんおられますので、
お客様の心を満たすことを提供するのです。

例えば私の場合、
定期的に素晴らしいお店で一流のサービスを利用させていただいていますので、
実は一流のおもてなしをしていただいても、以前のような感激は少なくなっています。

今は店主の方の努力し続ける姿勢、もっと言うと生き様に感動してしまう感じで、
圧倒的努力、圧倒的な行動量を取っている方に心を打たれます。

そういう方の商品やサービスなら、即買いです(笑)。


いろんな繁盛店、繁盛スポットを見続ける中で気づいたことが、
自分の提案の源となるのです。

残り2か月とちょっと、まだまだ調査に行き続けますよ。
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