鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2912回】 新卒さんが育つ環境を用意できる会社が勝つ

2018年12月20日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界、建設業界は、今、本当に人手不足です。

 

特に設計と現場監督は、全国的に不足していて、

弊社のクライアント様でも大半が困っておられ、

募集してもなかなか応募が無いのが現状です。

 

着工数は確実に減少しているのにも関わらず、

なぜ設計も現場監督も不足しているのか?

 

それは設計や現場監督で入社した新卒や未経験者を

業界全体で育成することができなかったからだと

個人的に思っています。

 

新卒で入社された社員さんを

それなりにできるレベルに育て上げられる住宅会社は、

業界の中で実はそんなにないのです。

 

特に深刻なのは、現場監督の育成であって、

現場監督は本当に数が不足しています。

 

営業や設計、コーディネーターがミスをしてしまうと、

最後、全て現場監督が対応して解決しなくてはなりません。

 

その責任の重さ、精神的なプレッシャーは相当なもので、

営業マンや設計さんが会社を辞める際、

同じ業界内で転職することが多いのですが、

現場監督の場合、業界ごと変わるケースがとても多いのです。

 

だから現場監督は、本当に経験者が少ない。

 

この問題に、私なりに結論が出ていて、

もう弊社のクライアント様は、設計も監督も

新卒を積極的に採用していただこうと・・・。

 

で、自社1社で育成するのではなく、

各クライアント様が協力して、

皆で貴重な新卒さんを育てていくしくみができないか、と

ちょっと真剣に考え、行動していきたいと思っています。

 

実際、クライアント様のご協力のおかげで、

現代版丁稚奉公制度が結構、機能してきていますし・・・。

 

新卒さんを積極的に採用し、

育つしくみを整えていきたいと

個人的に思っております。

 

そしてそういう会社が最終的に勝つのです。

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