鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1083回】 前職時代の会社と今を比較しても・・・

2013年12月18日 | 住宅コンサルタントとして
住宅・不動産業界だけではないでしょうが、
まあこの業界、人の出入りは全体的に激しいです。

いろんな事情があって勤める企業を変えているのでしょうが、
ごく稀に前職時代の会社と今の会社をやたら比較したがる人がいます。

特に前職が大手ハウスメーカー勤務、という人の場合、

「こういうツールって、普通、会社が用意しますよね?」
「こういうシステムは、この会社、無いんですかね?」
「よくこんな躯体で『地震に強い』とかって言ってますよね?」

など、以前の大手メーカーと今の会社のツールやシステム、商品を比較したがるのです。

まあこういう奴は、営業マンとして全く通用しないんですが、本人的には

「自分が受注出来ないのは、この会社の商品やツールがイケてないから」

という見解しか出てこないんですね・・・。

そもそも前職時代、多少受注がしていたのは会社のブランド力のおかげなのに、
こういう奴に限って、自分の力だと勘違いしている訳です。

そしてこういう奴に限って、転職回数がかなり多いのです。
で、前職時代も大した成果を出していないのですが、やたらと大手出身だということをアピールするのですね。

つける薬がありません・・・。

売れる営業マン、すなわちお客様から信頼される営業マン。
出世する営業マン、すなわち会社から必要とされる営業マン。
ここには共通するポイントがあるのです。

それは、「自社の長所に目を向け、今、出来るベストなことをする」ということなのです。

どんな企業でも、完璧な会社など無いのです。

自社の悪いところや短所は、数えようとすればいくらで数えられます。

でも、短所を批判していても、何も始まりません。

短所をあげるのであれば、改善策もセットで提案した方が前向きですし、
そもそも長所と短所は表裏一体なので、必ず長所もセットされているものです。

私も転職を2回、経験しましたが、新しい会社に染まることしか考えませんでした。
(って、2度目の転職は起業だったのですが・・・)

今の会社で働かせていただいている。
それに報いることが出来るよう、今の会社の良いところに目を向ける。

こうした謙虚な姿勢で仕事に向き合いたいものですね。
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