鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

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【第3886回】 年齢と比例した人格を形成しておかないと、居場所が無くなる

2021年08月20日 | 住宅コンサルタントとして

組織内で若手として通用する間は、

人間的に未熟であったり、ミスをしたり、

結果がなかなか出なかったとしても、まだ許されます。

 

ところが人間、誰もが必ず1年に1つ、歳を重ねるのです。

 

気がつけば、組織内で中堅になっていて、

そしてあっという間にベテランとなります。

 

自分がベテランになるまでにプレーヤーとして結果を出し、

プレイングマネージャーやマネージャーとして、

部下育成に定評があるとか、

チームとして目標を達成し続けた、

という実績があると、

そのまま部門長や事業部長、役員というポストが与えられますが、

こうした結果を出せなければ、

プレーヤーとして現場で働き続けることになるのです。

 

そして現場の中心メンバーは、

大抵どの組織でも中堅から若手なのです。

 

ここでベテランなのに現場で仕事をする場合、

現場の中心となる中堅~若手のメンバーから、

一目置かれる人格を持っていなければ、

チームの中で完全に浮いた存在となることを

ビジネスパーソンは知っておかなくてはなりません。

 

お客様に対しても、働く仲間に対しても、

とにかく誠実に敬意を持って向き合うとか、

誰よりもコツコツと努力するとか、

若手から見て尊敬される人格者であれば、

チームに馴染むのですが、

言っていることとやっていることが一貫性が無かったり、

人に対して誠実では無かったり、

嘘や言い訳が多いオッサンだと、本当に嫌われてしまい、

チーム内に居場所が無くなります。

 

そしてこういうタイプの人に限って、

プライドだけは高いので、

なかなか自分の非を認められなかったり、

自分を変えようとしないのですね。

 

こういう組織におけるセオリーを

ビジネスパーソンは知っておいた方が良いでしょう。

 

20代、30代の頃から、

実務における知識や経験を積むだけでなく、

年齢に応じた人格を形成しておくことは、

長い間、稼ぎ続ける上で重要なのです。

 

年齢に応じた人格を形成できているでしょうか?

 

10年後、20年後、自分の居場所をつくるのは、

自分自身の能力と人格なのです。


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