鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4966回】 コンサルタントに出来ることと出来ないこと

2024年08月04日 | 住宅コンサルタントとして
この仕事を19年、させていただいておりますが、
コンサルに出来ることなんて知れていて、
出来ないことはたくさんあります。

出来ることをまとめると

・経営戦略や事業施略の構築及び提案
・ビジネスモデル提案
・商品開発
・出店フォーマット提案
・マーケティング力の向上のための具体的提案
・営業力強化提案
・粗利改善提案
・デザイン性の向上提案

などがありますが、コンサルに出来ないことは、

・モチベーションの低いスタッフのモチベーション向上
・会社の社風を変える
・人間力が低いスタッフの人間力向上

が挙げられます。

月1回、数時間接するだけで
ビジネスパーソンのモチベーションを変えるということは、
現実的に難しいと思います。

モチベーションを高めるには、
そのビジネスパーソンの適正を見極め、
その人に合った仕事をしてもらい、成果を出してもらう中で、
自己重要感を感じたり、周囲から賞賛を浴びることで
モチベーションが上がっていったり、
自分よりも忙しくて大変な上司が
本当に真摯に仕事に向き合っている姿を見て
「この人のようになりたい」と思い、頑張るようになるのです。

モチベーションが低いビジネスパーソンには、
長い時間接する必要があり、
それが上司や先輩が適任なのです。

また社風を変えることも人間力が低いスタッフさんの人間力向上も
物理的にコンサルには難しいのです。

社風は社員さんが出す空気感によってつくられます。

人間力が低い社員さんが多いと、
頑張るビジネスパーソンを他人事で見たり、
斜に構えてみたりしがちなのですが、
そういう人間力が低いスタッフさんを
変えることは非常に難しいですし、時間と労力がハンパありません。

ということは、そもそも人間力が低いスタッフさんは
採用しないに限るのですね。

どれだけ人手が足りなくても、
挨拶ができないとか、
感謝の気持ちが持てないとか、
他責でしか物事を判断できないとか、
テイカータイプであるとか、
こういうビジネスパーソンは、
一旦バスから降りてもらうしかないのです。
(教育して変わってもらえる方は大歓迎です)

人間力が低いスタッフをバスに乗せてはいけないのです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【4965回】 こういう雰... | トップ | 【4967回】 超一流の接客 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

住宅コンサルタントとして」カテゴリの最新記事