鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4291回】 自分たちが扱っている商品やサービスの価値を体感しているか?

2022年09月29日 | 住宅コンサルタントとして

この仕事をさせていただいて17年も経過するのに、

日々、新しい発見があります。

 

私自身が鈍感で感度が鈍い、

ということもあるでしょうが、

本当に毎日、いろんなことに気づきます。

 

ここ最近で発見したことは、

競合負けする確率が高い営業マンに共通するのは、

自社の家の本当の価値が分かっていないケースが多い、

ということ。

 

もう少し解像度を高めた表現で言うと、

自分たちがつくっている家で生活したことが無いので、

頭では「性能が良い」ということを理解していても、

それをお客様にお伝えするときに、

心がこもっていないというか、

感情移入できていないので、

結果、お客様の心に届いていないケースが多いのでは、

ということに気づいたのです。

 

高性能住宅を扱っている会社の営業マンの場合、

 

「ウチの家は性能が高く、

UA値は0.46以下でC値も0.5以下で、

とにかく冬もあたたかく省エネです」

 

としか言えないか、それとも

 

「昨年の冬、メチャ寒かったじゃないですか?

2月のある日、朝の気温が氷点下4度だったのですが、

その日も夏用の薄い布団で寝てました。

で朝、普通に起きて、室温を見ると20度だったんです。

外に新聞を取りに出た時に、あまりの寒さに、

びっくりしたことを覚えています」

 

と言えるかで、伝わり方は異なりますよね?

 

自分たちが扱っている商品を実際に使ってみて、

その良さを自ら体感する。

 

そして感情をこめてお客様にお伝えする。

 

更には他社の商品との違いも勉強して理解しておく。

 

一見すると当たり前のように思いますが、

この当たり前のことができていない営業マンが、

実は多いのでは、と感じている今日この頃です。


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