鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1672回】 感動

2015年07月30日 | 住宅コンサルタントとして
住宅のレベルがそこそこあがってきて、お客様の見る目が肥えてくると、
レベルの低い家をつくっている会社にはお客様は見向きもしなくなります。

そしてある一定レベルの家を作っている会社、数社を候補に絞ります。

個人的にどの業界でも同じだと思うのですが、
業界全体のレベルが上がってくると、
商品力だけで他社と圧倒的に差をつけることができなくなってくると思うのです。

自分が家づくりを託したいなぁ、と思う数社の候補先のデザインレベルはほぼ同じ。
価格や性能も同じレベル。

そんな状況が全国的に徐々に多くなってきているでしょう。

そうした時、お客様が何を基準に家づくりを託すのでしょうか?

いろいろとあるかと思いますが、一つは自分の友人や知り合いからの評判。
それから候補の会社と商談した際の感じの良さ。
そんなところで差がつくような気がします。

結局のところ、最終的に判断材料になるのは人だと思います。

では、評判が良い会社、それからOB様紹介が多い会社って、何が違うのでしょう?

これもいろんなクライアント様を見させていただいていたり、
紹介が多い会社のことをいろいろと調べていくと見えてくるのですが、
家づくりやお付き合いを通して、お客様が「感動」しているのです。

出会い、商談、契約、着工、お引き渡し。
この流れの中で、まずはお客様に満足していただけるレベルの仕事をすることは当然ですが、
そこに一手間二手間をかけて、お客様や自分たちが感動されることをされている会社は、
やはり紹介が多いですし、地域内で良い噂が立っていますよね?

お客様が感動されるようなことを提供するためには、
まず自分たちが日々、感動するような体験をたくさんしておくことが大切です。

しかしながら、日頃から何事にも冷めた感じで我が強く、
人様から何かしていただいていも感動しない体質の人も結構います。

そういう方は、お客様の前に出さない方が良いんです。

お客様に喜んでいただける、感動していただけることを皆さんの会社ではしていますか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする