鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1660回】 本気で経営する

2015年07月18日 | 住宅コンサルタントとして
私は経営者の息子でもありませんでしたし、経営学部出身でもありません。

しかしながら、企業を経営するということに興味があったので、
経営について、これまで学んできましたし、これからも学び続けます。

しかしながら、今、住宅会社の中で本気で経営について学び、
経営を理解している経営者って、まだまだ少ないなぁと感じます。

商品開発も、営業も、マーケティングやブランディングも、教育や育成も、財務や資金繰りも
経営をしていく上で重要な要素ではありますが、あくまでも経営の一部分です。

これらの要素について、5年後、10年後、自社をどういう状態にしているのか?
そのためには、何をいつまでに誰がどうするのか、ということを組み立て、
それらを自ら、もしくはスタッフさんに実行させ、結果を出していくことが経営です。

経営をするということは、経営者に明確なビジョン、将来のイメージが必要なのです。
そこがイメージできていなくて、目先の受注、目先の利益、
それから目先の決算しか見えていない経営者が非常に多いような気がします。

市場やお客様から見て、自社が5年後10年後、どういう状態になっていたいのか?
財務状況が5年後、10年後、どういう形になっていることが理想か?
そのために、どんな商品をいくらいくらいの価格で販売できるようになっていなければならないか?
どのようなマーケティングをしていく必要があるのか?
組織は?
社員さんの教育は?
アフターメンテナンスの体制は?
職人さんや仕入れ先さんの確保は?
営業力をどう上げていくのか?
全体をどういう体制で、手法で進捗管理していくのか?

こうしたことが明確にイメージできていることが、本気で経営をしている、ということなのです。

皆さんの会社は、ちゃんと経営ができていますか?
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