スズムシは「リーン、リーン」、マツムシは「チンチロ、チンチロ」、コオロギは「コロコロコロ、キリキリキリ、リーリーリー」、クツワムシは「ガチャガチャ」、ウマオイは「スイッチョン、スイッチョン」という鳴き声だ。
コオロギは主に草むらから声がしてくるが、スズムシは生け垣や街路樹の上などからも甲高い声で合唱を続けている。きのうも夕方の散歩中、街路樹の木の上の方から存在感を示すように鳴き続けていた。
20年ほど前、夫婦二人暮らしになったので、スズムシを飼ったことがあるが、家の中であまりにも元気よく鳴き続け、煩く感じるようになったことを思い出した。
秋虫たちが成虫になって子孫を残すために、あの小さい体で美しい鳴き声を発し続けるのは平均で約40日といわれている。短い一生だなぁ・・・と感じるがこの季節、懸命に鳴き続ける姿に心の中で拍手を贈っている。
ただ近年、クツワムシやウマオイの鳴きの声をあまり聞かなくなった。自然界では温暖化で虫の世界にも異変が起きているのだろうか?ちょっぴり寂しい。
先日この木の近くでコオロギの鳴き声も聞こえてきていた。。。
マルバシャリンバイ。白い花が咲いた後は小さい紫の実も可愛い。