いつもより30分ほど早く自宅をスタート、公園の中を通り抜けると田園風景が広がる約9000歩のコースにチャレンジ。毎日の目標1万歩の時は、公園内をグルっと一周してからだったが、なにせ日の入りの時刻が早く、急ぎ足で臨んだ。
公園内の木々が夕陽に照らされて、赤味を帯びた木が目に入ってきた。本格的な紅葉シーズンに入っているのだろう。数日前に比べ紅葉の範囲は増してきていた。


夕陽と紅葉の効果の関係を考えつつ東に向け急いでいると、田園地帯が広がっている。



そこにあったのは稲木に天日干しされた稲。 子供の頃によく見た懐かしい風景に小さな感動を覚えた。


今ではコンバインという農業機械で稲を刈り取り、同時にコンバインで稲からもみを外す脱穀作業もやってしまう時代。
農業機械があまりない半世紀前は刈り取った田んぼに”稲木(いなぎ)”が登場し、稲をかけてしばらくの間、乾燥させていた。


天日干しの稲は、機械で乾燥するより、アミノ酸や糖を含む量が多く、味が良くなると言われている。

こうした米作農家がかなり少なくなっている。 稲木を組み立てる作業、稲を干していく作業は重労働だからだろう。美味しいおコメを食べるために自然乾燥する過程で田んぼにこの風景が登場する。
きょうも夕焼けの風景をどうぞ!


夕焼けに照らされた日本の原風景に、しばし見入っていた。秋は釣瓶落としだ。