
先日、天竜浜名湖鉄道のゆるキャン△ラッピング車の事を書いた時「これが今年最後の新車の入線」とか書いてしまいました。
実はその時点で半年前に予約していたモデルがあった事をすっかり失念していたのです(大汗)
先日、そのモデルが行きつけのショップに入荷したとの知らせを受けた時ブログにあんな事を書いたのを思い出し顔から火がぼうぼうと(大汗)
しかもそのモデルは年末と言うタイミングでのリリースがぴったり来るようなスペシャル感のあるモデルですからたまりません。

物は鉄コレナローゲージ80からリリースの「西武山口線B12と客車」のセットです。
西武遊園地とユネスコ村とを結ぶ「おとぎ電車」として活躍したB12の編成は当時の西武鉄道を扱う書籍にも他の一般形電車と同列の扱いで登場し、一般的な「遊園地の(遊具としての)デンシャ」とは一線を画す本格的な「鉄道」だったそうです。
(わたし自身は見た事も乗った事もないのでこういう書き方になりますが)

デザインは可愛らしい凸型のB12も眺めていると不思議にほっこりした気持ちにさせてくれるロコですし、牽引される客車もおとぎの国のデンシャっぽさが横溢した、見ていて楽しい組み合わせと思います。
ここ数年クリスマスになるとナローの列車を炬燵の天板の上で走らせつつワインを傾けるというのが定着しつつあるのですが、まさにそういう用途にはどんぴしゃりな編成ではないでしょうか。
製品では客車の形状によって2種類出ているのですが、今回私が抑えたのはオープンデッキタイプ。
機関車は別売りの二軸動力(ノス鉄以前に出ていた電動貨車用)を使用できます。
通電させると結構活発にとことこ走るのですが、短軸距ゆえに集電には神経質で複雑なトラックプランのレイアウトで使うには辛いものがあります。


客車の方は軽便鉄道の客車(あるいはトロッコ風森林鉄道にでもありそうな)らしい足回りで初期の猫屋線のそれよりも好ましいくらいです。
生憎車内のシートが成形色そのまんまですが、これくらいはユーザーが塗装して自分らしさを出した方がいいでしょう。人形だって最近ではHOスケールのものが手に入りやすくなっていますし。
いや、今からクリスマスが楽しみです(とか書いておいて実際に記事を上げたのが、いいかげん松も取れた1月25日なのですが)
ここで一つだけご注意を。

客車に使われている台車はフレームと台車の枠、更に片側はブレーキてこのパーツが分離している構造になっています。
これにより端部のブレーキてこパーツを組み替える事ができ、台車を回転させることでアーノルドと朝顔カプラーを前後でリバーシブルに使えるという珍しい構造なのですが、フレームと台車枠のパーツがはめ込みだけでつながっているので客車をN化する際に、下手に触ると台車が分解する事があるので、特に台車を外す時と車輪を入れ替えるときには細心の注意を要します。