光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

ノスタルジック鉄道コレクションの富井電鉄デハ1001 クハ3001

2023-01-10 05:29:03 | 車両・私鉄/民鉄
 今回はノスタルジック鉄道コレクション第3弾から
 富井電鉄デハ1001 クハ3001をば。

 第3弾のラインナップの中では一番伸びやかなプロポーションの車両です(とはいえ、第二弾の気動車と同じなのですが)

 前回紹介のデハ5と異なり貫通扉の付いた、ある程度の編成も想定されたデザインで他よりも近代的なイメージを持ちますが、雰囲気的には富井電鉄の支線または簡易線の車両として、ジャンクションの駅で16~18M車の走る本線と向かい合わせのホームで並ぶ様な風景が似合うような気もします。

 最初この車両を見て連想したのは昔の鉄道コレクション第2弾にラインナップされていた高松琴平電鉄の62形です。
 そういえばあの車両も電車としてはごく短駆のプロポーションでしたし、オレンジとブルーの違いこそあれ塗分けも似ています。

 実はこの車両も動力化はあまり考えていなかったのですが、改めて手に取って見ると今回のラインナップの中では割合に好ましい雰囲気である事に気づかされました。
 事によるとデハ5と動力をコンバートするかもしれません。

レイアウトの移設改修・第3段階へ

2023-01-08 05:53:07 | モジュール・3
 今年一番の大イベントと化したレイアウトの移設・改修ネタから

 前回までのレイアウト移設で、二つのモジュールが余りました。

 ひとつはこれまでレイアウトの右半分に据え付けられていた私鉄ターミナル風のビルを中心としたモジュール。
 そしてもうひとつ、JRのターミナル駅を中心としたモジュールです。

 このふたつのモジュールはこれまで何度となく運転会やイベントに投入されてきたものですが、今回移設した風景にはそぐわないビル街メインのシーナリィです。

 その一方で、これらのモジュールは運転会に対応するために建物に室内灯を仕込み、夜景を見せることができる様に作っていました。

 取り外されたモジュールは元の分割されたレイアウトのあったスペースに仮置きされていますが、折角の機会だったので室内灯用の配線をあらためて繋ぎ直し、点灯できる様にしました。

 先日の晩、部屋を暗くして灯りをつけると部屋が明るく感じられるほどの夜景が現出しました。
 実はこれらの室内照明は周囲が明るいショッピングモールなどでも灯りがわかりやすいようにやや明るめの照明に設定していました。
 これを真っ暗な部屋の中で点灯するのですから、意外なほど明るく、まるででっかいクリスマスイルミネーションが現れた様な状態になりましたw

 いや、これなら今年のクリスマスにツリーの代わりに点灯してもいいかもしれません。
 仮置きしている状態での点灯ですから列車を走らせる線路はつながっていませんが、明かりだけでも結構華やかな感じはします。

津川洋行のアクセサリから

2023-01-07 05:51:17 | アクセサリー
 今回は先日の帰省の折に入手したアイテムから

 (恐らく)津川洋行のミニのパネルバンです。
 故郷に帰省の折には必ず立ち寄る様にしているカ●マツトレインですが、古民家を改装して使っていた旧店舗が建物の破損から使えなくなったそうで、今回の帰省の時には近くにあるビルの一階に移転していました。
 以前の店舗はどこか隠れ家的な風情があって好きな店でしたが、そこが見られなくなったのは事情が事情なだけに仕方ありません。

 とはいえ、そこの中古アイテムには私の琴線をくすぐってくれることが多いのも確かで帰省の度に何かしら入手できるのは有難いことだと思います。
 ここ2,3年は主にNゲージのレイアウト用のミニカーを買う事が多いのですが、現住地では見かけない様な外車系のミニカーにいい味を出すものが多く、重宝しています。

 今回のミニは先日来改装中のレイアウトの欧州風の景色に似合うモデル。
 プラ製のミニカーとは異なる金属無垢のボディの質感も街並みの中で好い存在感を見せます。

 もう一つ入手したのは昭和の頃までは駅の構内で見かける事が多かった荷物輸送用のターレット。
 こちらは純粋にノスタルジーに惹かれた衝動買い。
 何故って今のレイアウトの駅にはやや持て余すアイテムだからです(汗)

 ですが、荷物列車とかを想定してホームの上に置いたりするとこの上ない存在感を示すものなのも確かです。

レイアウト移設記念運転・その4

2023-01-05 05:47:51 | レイアウト・竹取坂
 今回の記事はメインブログの昨年12月14日の再録です。

 師走もそろそろ中盤。
 今年も残すところあと半月余りになりました。

 わたしにとって今年の最大のイベントになったレイアウトの移設作業もひと段落着きつつあり、とりあえずの目標だった暮れの年越し運転にはどうにか間に合いそうです。

 そんな訳で一息付ける意味もあって、しばらく走らせていなかった編成を引っ張り出してみました。

 TOMIXの373系の3連

 及び鉄コレの62系4連の身延線ペアです。

 62系は一見115系の様に見えますが元は73系の車体を近代化した一種のアコモ車。実車に乗った事はありませんが、スカ色好きの身としては見逃せない編成でした。鉄コレゆえにヘッドライトも室内灯もありませんが、TOMIXの初期型113系辺りに比べると結構細密に見えます。
 考えて見ればモハ62と373系が同時に行き交うなんて事は実車では実現していませんが、甲府駅辺りで373とスカ色115系が並ぶというのは結構あったと思いますから見た目的には不自然でないという不思議な取り合わせかもしれません。

 まあ、それ以前に背景の風景が少しも身延線していませんが(爆笑)

 そんなこんなで今年の年越し運転では何を走らせようかとか、とりとめもない事を考えたりしながらこれらの編成の行き交う様を何となく考えていてふと思い出しました。

 そうだ、今日はわたしの誕生日だった(大汗)

 レイアウトの移設やら日常の煩瑣にかまけてすっかり忘れていました。してみると何の気なしの運転もいつのまにか自分への誕生日イベントになっていた気がします。

「JNR特急電車大百科」

2023-01-04 05:44:35 | 書籍

 以前「鉄道模型大作戦」を取り上げた実業之日本社の「こどもポケット百科」から「JNR特急電車大百科」をば。

 本書の初版は1979年。JRの発足する数年くらい前のタイミングですが、車両自体が「国鉄タイプ」で規格化されていた時代の電車の特急(一部急行あり)を俯瞰して見せている本です。

 この種の本は大百科シリーズに限らず児童書のジャンルでも何冊も先達やライバルが存在するもので、内容面でどこに特徴を持ってくるかが問われる(類書がひしめいているだけに個性を出さないと手に取ってもらえない)と思います。

 本書も基本は当時の国鉄路線にひしめいていた電車特急の紹介と俯瞰なのですが、特徴のひとつが「各駅停車」「途中下車」と称して各列車の沿線の観光地の紹介にページを割いている事です。
 まあ、確かに列車の種類が多くてもこの頃は基本「ヘッドマーク以外は区別がつかない電車」のオンパレードなので沿線の個性を紹介する意味は大きいと思います。実際、読んでいて旅行ガイドに近いノリを感じましたし、車両の形式やスペックの羅列よりは面白いのも確かです。
 同時の列車そのものの紹介も各列車1〜2ページのボリュームながら情報量は多い方です。

 さて、後半は「きみにもダイヤグラムがつくれる!」をキャッチフレーズにした「ダイヤグラム大研究」
 「やまぐち号」が登場した直後の山口線を例にダイヤと路線略図を掲載し、ダイヤの作り方を記していますが突然文章が増えるのでいきなり読むと面食らうかもw
 その後は国鉄の歴史の概観、特急の歴史、編成表、201系がバリバリの新車だった頃の「電車工場ルポ」なんかが続きます。

 メインテーマは特急電車ながら鉄道全体の知識に関する記述も多く、まあまあ1979年当時の国鉄の俯瞰ができる内容と言えるでしょう。
 あと本書の(わたし的に)見どころなのが冒頭の「東北新幹線962形のピンナップ」
 勿論東北新幹線開業前の時期だからこそのバリューでしょうが、盛岡に居たあの頃は0系顔の新幹線がどれだけ魅力的に見えた事かw

 最後のコーナーは鉄道趣味の紹介で記念切符の買い方や専門誌の紹介、写真の撮り方なんかが掲載されていますが、やっぱりと言うか「鉄道模型には触れられていません」(涙)
 この辺りは時代を感じさせるところではあります。

2023の課題

2023-01-03 05:42:57 | 鉄道模型 
 年越し運転も終わり、今年の課題と抱負について。

 年越し運転の会場としてお目見えを済ませたメインレイアウトの下段ですが、元々裏側から見られる事を想定していない構造だったので運転でもスタイロ平原に直線レールの組み合わせと言う味も素っ気もない状態です。

 今年の上半期はこの部分の改修がメインの活動になりそうです。元々この部分はモジュールの高さに合わせてスタイロ板を載せただけでしたがこの部分を撤去、ボードに差し替える事で表のモジュールに対し3・5センチの高低差が生まれる事になります。
 これを生かして従来できなかった勾配線や立体交差、更に組線路では出来なかった大径カーブ区間を設置。
 「列車が走るのを眺めているだけで楽しい」区間に模様替えしたいと考えています。

 もう一方の上段部レイアウトは主にシーナリィの改修がメイン。

 写真手前側の空き地部分に大きな山塊を追加し見た目のメリハリをつける方針ですが、単なる山ではなく鉄道のトンネル2本のほか、坂道と街並みを組み合わせた、ある程度複雑な構造のものになるので設計段階から慎重さが求められると思います。

 どちらについても課題は多いですが、これまで以上にやりがいのありそうな作業となるでしょう。

 このふたつが今年のメインの課題ですが、もし昨年よりイベントが増えるようでしたらそれらにも積極的に参加したいと思います。

謹賀新年

2023-01-01 15:03:47 | 旅行・探訪・イベントなど
 あけましておめでとうございます。
 本年もよろしくお願いします。

 2023年元日の午前0時

 時報を合図にTOMIX四季島とKATO和が移設したばかりのレイアウト上を走り始めました。

 この風景の中を列車が行き交うのは2007年の年越し運転以来15年ぶりになります。
 前回までは年越し運転の度にレイアウトを展開し、終わればばらしてしまいこむパターンだったため一旦ばらすと次の機会がなかなか作れない弱点がありました。
 今回の移設でそれまでばらばらだったセクションを結合し一つの風景に固定できたので15年ぶりの運転が実現したと言えます。しかも和も四季島も前回からのブランク期間に入線した車両だったので感慨もひとしおですね。


 そして2023年の初日の出。
 昨年まではわざわざ初日の出を拝みに車を飛ばしたものですが、今年はレイアウトの走り初めを優先しました。

 レイアウトを常設した部屋に東向きの窓があるので元日には「レイアウトで初日の出を拝めるようになった」からです。

 日の出の時間になると下段のモジュールレイアウトに朝日が差し込み、車両たちを照らします。
 初日の出を浴びての走り初めも去年まではできなかった新イベントといえます。

 と、大晦日から初日の出まで今回の年末年始は久しぶりに運転三昧となりました。

 2023年の抱負などについては次回以降に。