光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
こちらはメインブログのアーカイブとなります。

幽霊都電と「化物丁場」のはなし

2011-08-13 17:54:47 | 書籍

 熱帯夜向けに今回は久しぶりの怪談話から。
 鉄道絡みの怪談には基本的に以下のパターンがあると思われます。

 1)列車の車内、又は駅の構内に「出る」
 2)列車の中から「見える」
 3)列車そのものが「それ」

 この内1)と2)は大抵の怪談本で見かけるほどポピュラーな事例ですが3)となると少ないようです。

 私の知る範囲だと声優の白石冬美氏が友人たちと目撃したという「廃線跡の自宅前を深夜2時に走行する真っ青な都電」の話(こちらは先日の「玉電」の幽霊が音もなく走っているのに対して「轟音・振動まで標準装備」していたらしいですが)
 上の写真は都電のモデルですがこんな感じだったのでしょうか。

 他には郷土書の「いわての怪談・奇談」に掲載のもので確か五能線近辺だったと思いますが「最終列車の後に踏切を通過する幽霊列車(おそらく気動車)」(その際警報機は鳴らなかったそうですが)がある位でしょうか。

 この話の異様な所は「そこにいる筈のない物を見る」インパクトが1)2)以上に大きい点にあります。
 同様のパターンとして「自動車の幽霊」と言う話もいくつかありますが鉄道ほどの異様さは少ないようです。

 さて、列車自体の幽霊を題材にした小説としては丘見丈二郎の「汽車を招く少女」がその嚆矢ではないでしょうか。
 少し違いますがTVのウルトラQの「あけてくれ!」に出てくる小田急NSE・東京都電なども幽霊列車に近いインパクトがあります。

 最近のホラーには疎い(根が臆病なのでホラー自体あまり読まないのですが)ので良く知りませんが今ならこの題材の小説はいっぱいある気がします。

 鉄道がらみの怪談(むしろ奇談と言った方が良いかもしれませんが)で私にとって最近印象に残っているのは宮澤賢治の「化物丁場」です
 この話は最近まで存在を知らず、青空文庫に取り上げられて初読しました。

 これは田沢湖線から分岐した春木場への支線の建設工事に絡む話ですが「突堤を築いている中で一か所、何度工事をしてもしばらくすると突堤が原因不明の崩壊を繰り返す」
 ただそれだけの話を当時の工夫と筆者が岩手径便の車中で語り合う。
 のですが、淡々とした語り口に不思議な凄味を感じさせられたのを覚えています。

 何度目かの崩壊の後突貫工事で復旧させた後、工夫たちが徹夜で張り番をする部分の寒々とした描写。
 何か起きそうな予感だけを感じさせる辺り、不思議な戦慄を覚えました。
 本作は宮澤賢治の他の作品にあまり見られない実録風の奇談(そのせいかあまり語られる事の少ない作品でもあります)と言え、その意味でも印象深い物でした。

 宮澤賢治には「銀河鉄道の夜」「シグナルとシグナレス」の様に鉄道を題材とした童話はいくつかあるのですがそのどれとも肌触りの異なる不思議な話でした。

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帰省してきました・4・メルクリンミニクラブの魅力で思うこと

2011-08-12 22:14:39 | 車両・Zゲージ

 この冬にメルクリンミニクラブのセット(中古)を買った時には「走らなかった」ショックが尾を引いていたのでシステム性や車両そのものについてはろくなチェックをしていませんでした(汗)
 今回車両が走行可能であることを確認できたことで改めてメルクリンのシステムを冷静にみられるようになった気がします。

 今回はそれに関連したことから。

 まず24型テンダー蒸気ですがHOはもとより最近のNとも、またPRIMROCOの機関車とも違う独自の魅力(それも模型としての)が感じられました。
 車体はダイカストの様ですがデフレクターだけは薄手の金属板を使って見せています。オールプラが主体のNだとデフの不自然な厚みの処理にメーカーの苦心が感じられる事が多いのですが適材適所で異なる素材を使い分ける事で小さくても細密っぽく「見せる」工夫には一日の長を感じました。

 また車体を裏返して感心したのはこれまた他の製品では当たり前である「ギアの露出」がない事です。
 万一埃の侵入を許すと手が付けられませんがこの方式の様に埃そのものの侵入をシャットアウトしようとするポリシーは興味を引くものでした。

 言い換えるなら最初の製造段階で品質と耐久性に絶対の自信があるからこそ可能な方式でもありこの辺り何となくメルセデスの自動車を連想します。
(現にミニクラブの広告では機関車の耐久試験の成果が誇らしげに語られているものがあります)

 レールシステムや配線は日本のそれに比べて随分と華奢な印象でした。ですがミニクラブの場合、これが逆に「精密なホビーをやっている実感」を感じさせるところが不思議です。
 こういうのが「ブランドの持つイメージ性」なのでしょう。
 パワーパックは基本的にワンダイヤル。故障していた奴は一個のダイヤルで前進後進まで操作するタイプ。青い方(こちらが型としては古い)では上部のスイッチで前進後進を切り替えるものの他社の様に「中間の無通電ポジションがなく、スイッチをボリュームレバーに兼用させている」ところが面白い感じです。

 全体としてミニクラブは他社や他ゲージのそれに比べてシステム性や工夫に優れている印象でした。
 ですが、そのシステム性や演出力の高さはメルクリン自身が鉄道模型を「高級玩具」とみなしているがゆえに実現できている美点だとも思えます。

 上記の機関車の適材適所の素材の使い分けも「おもちゃとしての省略美」が原点にあると思えます。同じ事はロッド類の描写についても言え、よく見るとロッドの一部が固定されていたり省略されている事がわかるのですが走らせてしまえば全くそれが気にならないのです。
 その一方でレールシステムの充実度は登場当初からTOMIXやエンドウのそれを圧倒するもので(カーブポイントやダブルスリップがTOMIX登場以前にすでに実現していた)建物も駅舎が最初からターミナル駅と田舎駅が出ていました。

 これらの総合によって誰でも(当然子供も含む)基本セットをもとに複雑かつ効率的な鉄道システムへのグレードアップが楽しめる様になっていました。
 つまり小手先の細密化ではなく「運転を含めた鉄道の本質を楽しませる」事こそが鉄道模型の楽しみ方の王道であるというのがメルクリンのポリシーではないかと思えるのです。
 そのためにはリアリティを省略しても十二分の走行性と機能性を確保する。しかし車両全体の印象把握では決して手を抜かない。
 (HOでは交流3線式のメリットを最大限に生かしDCC並みの制御システムをかなり早期の段階から実現していますが、この辺りにそれが端的に出ていると思います)

 このポリシーは少なくともTOMIX以外の日本の鉄道模型メーカーが持ちえなかった(そのTOMIXとて完全ではありませんし)視点だったと思えますし「模型メーカー」に拘っている限りは永遠にメルクリンに追いつけない部分ではないかとも思えます。

 なるほど、世界中にメルクリンのファンが少なくないわけだと感じさせられました。

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帰省してきました・3・メルクリンのリベンジ

2011-08-11 20:44:13 | 車両・Zゲージ

 5月の連休ごろにクラウンモデルのZゲージ基本セットの話を書いた折、昨年暮れにメルクリンの基本セットも入手していたものの車両が走行せずにそのままになっていた話を書いた事があります。
 今回の帰省ではクラウンのセットも岩手に持ち込みメルクリンの車両が走行できるかを確認するのも目当ての一つだった訳です。

 メルクリンの場合道床付きでないエンドレスですがカーブの径はクラウンのそれとほぼ同じ。但し直線レールの長さが半分以下なので見た目にはさらにコンパクトに見えます。
 付属の機関車はドイツの24型テンダー蒸気。日本で言うとC56によく似た形態です。

 やはり基本セットなら蒸気が、それもサイズの小ささが売りのZなら尚の事小型蒸気が似合う気がします。この点ではメルクリンは実に商売上手であると言えます(笑)
 それはさておき、この機関車をPRIMROCOの線路に乗せてパワーパックを接続。レオスタットをひねると

 見事に走り出したのには感動しました。
 日本型のZゲージでは今のところこれ位のサイズの小型機がないのですが「これだけ小さい機関車がきちんと走る」インパクトはEF64の比ではありません。
 これは写真の機関車と「畳の目」との比較でもお分かり頂けるかと思います。


 さて、そうなるとこのセットの問題点はレールかセット付属のパワーパックかのどちらかという事になります。
 今回は偶然と言いますか、帰途に立ち寄った埼玉の中古ショップでメルクリンミニクラブのパワーパックが格安で出ていたのを発見!
 早速購入してレールに接続すると、やはり24は走行を始めました。これでセット付属のパックの故障である事がはっきりした訳です。

 上の写真の青い方が今回購入したパック、白い方がセット付属の物です。どちらも最近のパックにないずっしり感が存在を誇らしげに示します。
(でも動作しなかったら何の意味もないのですが)

 さて今回のセットを改めて見てみるとメルクリンが他社と違うアドバンスをいくつか持っている事も感じられましたが、それについてはZゲージ全体の考察も含めてまたの機会に。
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帰省してきました・2・「よ市」とレイアウト

2011-08-10 17:55:02 | 旅行・探訪・イベントなど

 故郷に着いてまず出掛けたのは近所の商店街の「よ市」でした。
 この名前を聞いてもピンと来ない方も多いと思いますが、30年ほど前から商店街の活性化をかねて地元の農家やショップなどが毎週土曜日の夕方に出店や屋台を出すイベントです。
 この商店街が食べ物を扱う店が少ない所なのですが、土曜日のこの時間だけは結構新鮮な食材の食べ歩きが楽しめるので帰省の折は出来るだけ行く様にしています。
 (実はここにはもう一つ地元唯一の鉄道ショップを覗くという下心があるのですが)

 今回は心なしか出歩く人が少ない気がしましたが、これも震災の影響でしょうか。


 ところでこの「よ市」ですが数年前のレイアウト着工時から風景に取り入れようとしてきたものです。
 とはいえ、この商店街自体が元々鉄道との繋がりのまるでない所なのでレイアウトでは手前の通りに路面電車を通し、反対側の行き止まりには駅前広場を配する形でいじってあります。

 以来ここについては店舗の差し替えや改造、屋台や人形の増員などのバージョンアップを繰り返しつつ現在に至っています。
 最初は「路面電車と商店街の組み合わせで、何か商店街の活気を感じさせる行事が必要」という考えからスタートしたのですが後になるほどノスタルジーの要素が増えてきている感じもします。

 そういえばこのブログの第一回の投稿も「よ市」だった気がします(笑)


  この部分の最新の改修についてはいずれ触れたいと思います。

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帰省してきました・1

2011-08-09 21:31:21 | 旅行・探訪・イベントなど

 先日まで実家のある岩手に帰省しておりました。
 これまでは帰省中でも実家のPCを使って曲がりなりにもブログをアップできたのですが、今回は遂に実家のXPも限界に達したために使用不能(確か殆ど吊るしの状態で5.6年は使ったでしょうか)となったために帰省中の更新が一切できませんでした。

 おかげで大分間が空いてしまいました。

 今回は向こうの足の確保の関係で(何しろ実家の車が沿岸の被災者に譲渡されたので)自家用車での帰省となりました。
 そんな訳で車中泊込みで東北道を使いましたが、下りは比較的楽だったものの上りでの工事渋滞が多く帰路が難渋しました。

 自分の走った印象では凸凹もそれなりに多かったのですが法定速度を守る分には問題はなさそうです。
 高速と並行する4号線等でも気を付けると橋の段差部などの凹凸が感じられます。
 地元の知人の話では総じて旧道よりもここ最近に新設された道ほど歪みが多い印象との事。地盤の固まりきらないうちに震災の直撃を受けたのかもしれない気もしました。

 ただ、福島以北の被災者証明の車が意外に多かったようで各ICの出口は一般チケットの所の渋滞が目立つ一方でETCはすいすい通れるという珍現象をあちこちで見かけました。
 私が降りた平泉でも同様の印象で、土曜日だったのですが出口はがらんとしていました。

 言い換えればETCが詰まるほどに観光客が来ていないのかもしれない様にも思えます。

 福島周辺のSA・PAではあちこちに震災応援のポスターやステッカーが目立ちました。あと特別メニューも(笑)

 今回は亡父の新盆の準備(現住地の家族の新盆が重なり当日参加ができないため)だった為に観光的なことはあまりできませんでした。
 とはいえ鉄道模型趣味関係での拾い物もいくつかあったのが有難かったです。
 それらについてはいずれまた。

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Nゲージ夜明け前の16番レイアウト

2011-08-04 23:20:47 | 書籍

 前回に引き続き「模型と工作」の話です。

 本書では巻末の方にレイアウト関連の記事がありますが、いわゆる「製作記」というよりは「レイアウトの作り方の基礎」をレクチャーする形式の記事が主でした。
 とはいえ、ところどころにレイアウトの写真(当時のTMSなどでは見かけないので「模型と工作」の読者か執筆者のそれという事でしょうか)が掲載されているのでそれほど単調な感じはしません。

 何しろNゲージ登場前の時期であることに加えて、当時も16番のレイアウト用品が殆どない(金属道床の組み立て線路が出たかどうかという時期と思われます)事もあって今の目で見ると随分あっさり且つ単純なものに見えるのですが、不思議と楽しさを感じさせるものばかりでした。


 最初にレイアウトプラン集がありましたが当時は固定レイアウトは小型、編成物などは組み立て式レイアウトをクラブ形式で運用するという使い分けがなされていたようです。

 大型レイアウトのプランを見ると駅やヤードが複数あるプランが多いのですが、個人所有のレイアウトではとても一人で操作できないようなものが散見されました。
 ですがそれだけに個人レイアウトを前提としたデザインが多いKATOやTOMIXのプラン集よりも線路配置が生き生きとしているような印象を受けたのも事実です。

 レイアウトそのものの工作記事も基礎的なものとはいえ、かなり要領よくまとめられていてレイアウト作りをきちんと俯瞰した構成になっている所には感心させられました。
 この点では今出ている入門書のほとんどがこの文章レベルに達していないのではないかと思われるほどです。 

 シーナリィや建物類については本当にありものを使ってゼロから工作するレベルで書かれていますが、実在の駅舎をレイアウト向けにディフォルメする、駅前広場の配置は、と言った今の目で見ても新鮮な視点の部分も多く侮れません。

 さて、ここまで本書を読んで思ったのですがあの頃はまだまだ「キシャのモケイを作って遊ぶ」という趣味の原点が生き残っていたことを実感させられました。

 それはペーパー車体で手すりすらロクについていないのに誰が見ても「EH10」「キハ35」に見える印象把握がしっかりした車両工作や、線路しかなくとも仲間同士でワイワイ言いながら組み立ててゆくレイアウト、あるいは小学生から壮年社会人まで分け隔てなく様々な世代の人が同じクラブで楽しむ鉄道模型の会合などと言ったところに端的に示されていると思えます。

 枝葉末節にとらわれないこのおおらかさと自由さはまさに趣味の原点であり、それが今の鉄道模型の世界に必要なものの一つではないかと思い知らされる思いでした。

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Nゲージ夜明け前の16番&Oゲージ

2011-08-03 18:13:13 | 書籍

 今回はこの間から興味深く読ませていただいている本の話です。この手の話の常で題材が古いのですがご容赦を。

 先日知り合いから借りて読ませて頂いている「模型と工作・新鉄道模型ハンドブック」
 この種の別冊は昭和39年度版を私も持っているのですが、今回の物はその前年の物のようです。

 Nゲージが登場する前の時期の本なので当然中心は16番なのですがその車両工作記事(専門誌で言う「製作記」ではなく「作り方」である点に注意)がなかなか面白く感じました。
 EF80、EH10などのEL、ビスタカー、阪急「電子頭脳電車」、などの私鉄車両もなかなかの充実ぶりですが、時期が時期だけに「新幹線が試作車両」だったり、新幹線用軌道試験車の製作記事があったり(Nで作れそうな気がします)と盛り沢山な内容の中、

 クモハ73の改装後やクモハ11のアコモ車などの旧国の記事が特に興味を引きました。73系はこの時期に改装を加えて近代化していたのですが作例の車両はノーシルなのは良いとしてクモユニ74の顔が付いているのが(笑)
 クモハ11のアコモというのも「ショーティ化した101系」みたいなノリでこの時期にどんな改装が加えられるかよくわからない段階でモデル化していた事が伺われます。
(但し、73の添付の図面は正式の物になっていました)

 この時期の16番、ビギナー向けという事でペーパー車体が主で細密性よりも印象把握に重点を置いたモデル化なのですが、そのすっきりとした作りが今見ると逆に新鮮かつのびのびとした感じを受けました。
 基本の印象把握がしっかりしていれば細密化は後からいくらでもできるのでその意味でも、基本をしっかり伝えているこれらの記事はなかなかいいと言えます。
 この空気は最近の専門誌にない境地ではあります。


 もうひとつ、この本で特徴的だったのは巻末近くにOゲージの製作記事が掲載されていた事です。
 こちらは1形式あたり1ページという一見おざなりな感じなのですが、図面とビジュアル化した製作法が示され(プラモの組立図に近い)かなり要領よくまとめられた印象でした。

 何より本誌の表紙の写真、よく見るとどれも製作記事に出ていたOゲージのモデルだったりします(つまりこの表紙に出ていたモデルのほとんどが製作法が掲載されているという事でもあります)

 このころはOゲージと16番(HOゲージ)の切り替わりの時期だった事を伺わせる資料とも言えます。
 さて、肝心のレイアウト関連の記事もなかなか興味深かったのですがそれについてはいずれ。

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マルーンの誘惑?またまた阪急電車

2011-08-02 21:28:30 | 車両・私鉄/民鉄
この所レイアウトよりも車両(それも中古)の話ばかりが続いていますがご勘弁を。

 先日紹介した京王3000軽のほかにもうひと編成購入していたアイテムがあります。
 同じくGMの阪急7000系。
 但し、こちらは未組み立てのトータルセットですが。

 前にも話しましたが、三月ほど前から「マルーン電車」が少し気になり始めていました。
 阪急についてはKATOの6300はすでに入線させているのですが3扉車もひと編成くらいあると良いなと持っていた矢先に見つけたものです。
 地元や故郷では阪急の出物は新車中古問わずまず期待できないだけに今回の入手はうれしかったですね。

 ですが塗装済みとはいえ「自分で組み立てないと入線できない」現実もあります(汗)
 先日荷物車を作ったばかりですし16番DD51もあるので時期的には少しヘビーですね。

 思えば去年も8月に買った小田急9000も組み立てたのは10月だった気がしますし
(車両に関しては基本的に「積みプラ」をしない主義なので)

 そんな訳で夏休みのさなかに夏休みの宿題をまた出されたような気分ではあります。
 私の場合、肝心の休みが無いのが悩みなのですが(汗)

 とはいえ、先日の運転会が「大人の文化祭」みたいなものでキット購入が「夏休みの宿題」みたいなものと思うと単なる「趣味」というのとは少し肌触りが違う気がします。
 独特の「楽しみを伴う追われ感」が毎年ある時期に感じられるというのは一種の季節感の様なものかもしれません。

 そう考えるならば、インドアで外部との接触が薄い事の多い「鉄道模型」という趣味の世界でもそこそこ「行事に伴う季節感」見たいなものを感じることができるという意味では実生活に追われまくるいい大人にとって、いっとき子供の気分に戻れるという意味でも有難い事ではあります。

 ただ、こういうのを「大人の楽しみ方」と呼べるかどうかはまた別問題ですが。

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昨日の入線車・京王3000系

2011-08-01 18:56:37 | 車両・私鉄/民鉄

 実を言いますと先日の運転会ですが、午前中所用で上京する用事があったので午前中は不参加していました。

 ですが、「その出先で立ち寄った中古ショップで中古車を買って、そのまま県境を超えて100キロ以上離れた会場に持ち込んでしまう」という離れ業(笑)まで演じて帰って来ることと相成りました。
 おかげで運転会で正式デビュー(自宅でさえまだ出してもいなかった)の編成が入線する運びとなりました。

 こういうのもサプライズと言えるでしょうか。


 京王3000系井の頭線仕様の5連。
 GMのキット組立品です。塗装はややぼってりぎみでしたが動力もそこそこ良好な類(GM動力としてはというレベルですが)でした。
 
 この車両ですが北陸、上毛、岳南などをはじめとして地方私鉄への譲渡の多い形式なので朴訥な前面と合わせて意外とローカル風景にも相性が良く且つ2・3両の短編成にも対応できる車両でもあります。
 私もそこにメリットを感じて購入しましたが、特にプロトタイプにこだわらずオリジナル私鉄のカラーリングにしてみるのも一興かと思います。

 尤も今の奴に帯でも追加すればすぐに実現しそうなレベルですが。
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