行きつけの中古ショップは昨年来私にとっては掘り出し物の宝庫と化している感があります。
それというのも個人的に積極的に欲しい(そこまでして欲しいものならば新品や遠出して購入するでしょうから)というよりも「あったらいいな」と思えるものが格安で並ぶ事が多いからですが結果として当レイアウトの在籍車両数の急速な拡大にもつながっていますので痛し痒しといった所でしょうか。
今回の掘り出し物はTOMIXの485系のボンネット仕様。袋詰めで1両当たり動力車も含めて600円という値段でした。
ところでボンネットの485系(厳密には481系ですが)で私が連想するのは初代の「やまびこ」です。
幼い頃初めて東京に出かけたときに乗ったのがこの電車でした。
当時は盛岡から上野まで所要時間6時間以上。感覚的には「朝出発してお昼を電車で食べてもまだ上野に着かない」感じでした。今なら「はやて」だと2時間半もあれば(6時間あれば朝出たら東京乗り継いでも名古屋かあたり)着いてしまえるのですから時代の進歩は大したものです。
そんなわけで懐かしさもひとしおなのですが、製品がリリースされて大分経つのと今住んでいる所が地域的に485系になじみのない地域なので中古でも入手は困難と半ばあきらめていた車両でした。

ボンネットのラインは一見181系と似ていますが実は微妙に485系のほうが短く、絞り込みも異なります。それゆえにやや485のラインは野暮ったさもあるのですが懐かしさの点ではこちらの方がしっくりきます。
走行性能ははっきり言って先日紹介したKATOのキハ82よりもはるかに良好でした。といいますか、キハ82はあのコンディションで何故ジャンク扱いされなかったのかが不思議と言える代物だったのですが。
9両編成でモハ484のトレーラーのひとつにパンタの欠損があった(とはいえM車も含めてモハ484は3両もあるのですが)くらいしかジャンクの理由が思いつきません。それだけに掘り出し物感の大きい入線となりました。
今のところは7連での運行となりますし肝心のヘッドマークがないのですが早速レイアウトでは大活躍中です。
走行風景の動画です。
http://www.youtube.com/watch?v=Hg2P-C1693o&feature=channel_page