光山鉄道管理局・アーカイブス

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香港TOMIXの583系の「ジャンクの花道」

2015-11-14 05:28:16 | 車輌・電車
先ほど秋の運転会初日に参加してきました。

 毎度書いていますがショッピングセンターの運転会の夜の部は客が途切れやすいのでメンバーが自分の拘りの車両を展開させることが多い、言わばフリータイムに近い性格を持ちます。

 買ったばかりの最新モデルを投入するもよし、自作やキットバッシュで作った編成(これがまた一般客にはわかりにくい物が多かったりします汗)を展開するもよし。
 あるいはこのチャンスに無闇に長い編成を走らせて見たりするのも一興だったりします。

 私の場合ですがその中でも特に変態度が高いかもしれません。
 すなわち今では見向きもされないような旧モデルや高年式のモデルをレストア、又は手を加えて走らせる「ジャンクの花道」編成を投入しています。

 今回その花道をゆくのはTOMIXの583系。
 それも香港製の30年以上前のモデルです。

 香港TOMIXの583系は学研に次いで登場したもので学研の半額以下と言う安さで結構普及したモデルでした。
 ですが造形が当時の香港製ならではの独特のラフさがあった事と、クハネ581・モハネ582(M車)・モハネ583の3形式しかなく長編成が組みづらい欠点があり後発のKATO製品が登場すると同時に一気に色褪せてしまったモデルでもあります。
 実際、当時のセットも4両編成で増結セットなし、実は先発の学研製品もこれにサシが加わった程度という同様の問題を抱えていました。

 今回それを投入した理由はごく最近1両400円と言う破格の安さで中間車が数両入手できたことがきっかけでした。
 つまり足廻りとボディの交換によってMなしのモハネ582が作れたからです。
 これによって2Mの2ユニット組み合わせが効く様になり6連以上の編成が組めるようになりました。
 やはり583系ほどだと最低でもこれ位の長さで楽しみたいものです。

 因みに学研、TOMIXともにラインナップされなかったサロ581だけはKATOの車両で代用しています。
 これで583系の7連が完成しました。
 これが今回の運転会でお披露目となった訳です。



 当時のモデルは駆動系は香港製ですがモーターだけは日本製を使うという変則的な構造が特徴です。
 そのせいもあってノイズは盛大、走行をよく見ると後ろのトレーラーがぶるぶる震えているのが見て取れるほどのヨイヨイな走りなのですが一周2,30メートルはあるモジュールのエンドレスを30分以上連続走行してへこたれませんでした。まさにジャンクの花道です。

 新鋭モデルに混じってこれほどのポンコツ編成が走り回っていた訳ですが、レイアウトが大きい事と車両が相対的に小さい事もあって案外粗が目立ちません。昔のTOMIXだと分かった人もいましたがこっそりKATOのサロが混じっている事などはこちらから言わないと誰も気づかなかったほどです。

 やはり鉄道模型は走ってこそ華ですね(笑)

 余談ですが、今回の運転会は大人の参加者が少なくこだわりの逸品みたいなのが少なかったのが少し残念ですが、その分学生グループがよく頑張ってくれていた感じがしました。
 レイアウトでの列車運用、それもギャラリーの入る中でのそれはレンタルレイアウトでの運転以上に自分勝手が許されず、各メンバーの連携がしっかりしていないとうまく回らない事を考えると、ルールにのっとった運行がきちんとできているだけに頼もしい気がします。


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