
今回は小学生の修学旅行の時のはなしから始めます。
松島を振り出しに塩釜の瑞巌寺を見学し近くの水族館を出た時、そこの裏をスカイブルーの通勤電車が通るのを見ました。
今でもそうですが私の故郷の岩手は殆どが交流電化区間で通勤通学の列車も全てがED75の牽く旧客かキハ20系でしたから「ドアが3枚以上ある電車」というのが珍しく、且つ新鮮に感じられました。
と、いいますかその電車を見て「やはり仙台は都会だなあ」と妙に感心したのを覚えています。
(その後仙台市内で市電が行きかうのを見てその印象が更に強められる訳ですが)
関東以西では都市部の通勤電車が古くなるとローカル線に回されるなどその頃は知りませんでしたし。
その時見た列車は見た目こそ103系のATC仕様ですが、実際は72系の足周りに103系風のボディを組み合わせたアコモ車です。
それでも見た目は最新式の電車に見える訳ですから子供の私が感心するのも無理はなかったかと(笑)
その72系アコモ車が先日鉄コレでリリースされましたが先述の思い出の事もあるのでこれにも飛びついてしまいました。
こんな車両までリリースするのですから改めて鉄コレ恐るべしです。

その72系ですが既存の103系の車体を流用してもよさそうな所なのに見たところ新規に型を起こしているらしくKATOの旧型103系よりもリアル且つ細密な感じがします。
各ドアについている手動開閉用の取っ手まで表現されサッシの表現もなかなか。レタリングや行先幕の細かな印刷と併せて楽しめる作りでした。

あまりに良かったので入線早々屋外撮影をしてしまう位で(笑)
単色塗装の切妻車体という形態としては面白くない車両ですがそれだけに自然光のもとではかなり映えて見えます。
「自然光は七難隠す」とは私の持論ですが七難自体が少ないとますます良く見える物ですね。

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