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光山鉄道管理局・アーカイブス

鉄道模型・レイアウトについて工作・増備・思うことなどをば。
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趣味の原点を振り返る・21・レイアウト着工のきっかけ

2009-12-26 00:50:59 | 趣味の原点をふり返る
 今回は再開の時の話です。

 20年の中断機会を経て再びこの趣味を再開するきっかけとなったのは当時第一弾が出たばかりだった街コレの存在でした。
 しかしそれだけではレイアウトの製作までこぎつけたかというとそれだけではありませんでした。
 と、いうのも当の街コレも含めて当時の日本のレイアウト用品、殊に一般建造物はいずれも汎用性とスペース性重視で小ぶりの物が多く街並みのランドマークとなりうる物がなかったのです。
 
 これはたとえて言うならば「エキストラだけで舞台劇をやっているような物」でやはり風景の創生には何らかの形で主役を張れるランドマークが欲しかったのも事実です。
 そんな折近くの中古ショップで独ファーラーの建物キットの出物を見つけました。
 これは本来ターミナル駅舎の一部を構成する建物だったのですがその堂々たる佇まいは日本メーカーのそれとは一線も二線も画するものでした。

 これを主役に据え、それらを補佐する形で日本風の建物を配置していけば一本筋の通った風景が作れるのではないかと考えた時に現在のレイアウトの方向性が決まったといえます。
 二つ買ったキットのひとつは図書館に、もうひとつは煉瓦造りの文化会館として配置し、それに近いイメージの建物を街コレやTOMIX・GMの建物で補完してゆく方向で最初のレイアウトが出来上がって行きました。

 海外メーカーの建造物はその後も要所要所を押さえる形で配置してゆきましたがそれの2倍から3倍の小型の日本風建造物を配置する事で「政令指定都市の郊外にある観光地」というイメージが出来上がって行きました。
 現在でこそ自作やキットバッシュでランドマークを作る事も増えましたが、最初に作った観光地製作のイメージングと経験がなければその段階に踏み出せなかったとも言え、その意味では重要な経験だったと思います。