これが事実上最後の2012年春アニメですが、せっかくリアルタイムで見たので前倒しで書きます。今回は「AKB0048」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。
「AKB0048」…国民的人気アイドルグループAKB48を題材にしたオリジナルアニメで、アニメ制作はサテライトです。マクロスの河森正治を総監督に迎え、岡田磨里脚本にサテライト制作と、とにかく金もかかってそうですがオリジナルアニメということで全くの未知数だったため話題性は2012年春アニメの中でもトップクラスでした。
アイドル禁止令が出されている未来の世界という設定の中、伝説となったAKB48のメンバーの名前を引き継いだ少女達が「会いに行けるアイドル」から「会いに行くアイドル」に代わり星々でライブを行っている。という設定のようです。
そして序盤から早速ライブが始まっていましたが、AKBのヒット曲「会いたかった」を熱唱しながらのライブシーンはかなり気合いが入っていました。この辺りは「マクロスFRONTIER」での実績もあるサテライトらしい見事な演出で素晴らしかったです。
途中から機動隊が乱入しバトルアニメのような戦闘シーンまで入っていましたが、それでも歌いながら戦う…ん?少し前に歌いながら戦うアニメがあったような気がしますが気にしないことにしときます。
芸能界を舞台にしたアニメも多いですが、この作品においては主人公達はまだ学生で、これから芸能界にデビューしようとしていたのでサクセスストーリーもののようでした。
名前を襲名しているメンバーは有名声優が担当していますが、主人公達の声を担当しているのは公開オーディションを突破して選ばれた現役アイドル達なので思っていたより演技が良くできていて驚きでした。ちなみに棒の妹で有名なAKBの柏木由紀はオーディションに落ちたようです。
1話は本宮凪沙達3人が1次試験を突破し2話からは2次試験!といったところで終わったのでまだ1話で良いダメを決めづらいですが、ライブシーン以外では父親から反対されるシーンや彼氏とケンカしているシーンなども多く盛り上がりにはイマイチ欠けていました。2話からの展開に期待したいところです。
作画は非常に良かったです。間違いなく今期の中では5本の指に入ると思われ、ライブシーンのCGは見事でした。しかしBGMはかなり力不足に感じます。所々にAKBの曲が入っているので知っている人には楽しめるかもしれません。主題歌ももちろんAKBです。自分のようにあまりAKBに思い入れが無い人にはただの普通の曲にしか聞こえないかも。
総評
1話の全体的な感想としては、作画やライブシーンなど映像としてはかなり見応えがあったけど、面白さはややイマイチでした。メインキャラの声優がAKBメンバーのようでしたがあまり棒ではなかったのは良かったです。2話から2次審査のようなので、これからの盛り上がり次第といったところでしょうか。
1話の個人的評価としては、スタッフは有名どころを揃えてきているし、金はかかってそうなのでまだまだ化ける可能性はありそうだし視聴継続のBランクです。
しかしこのアニメ化、制作側としては、アニメファンとAKBファンを両方引き込むような良いとこどりを狙ったのかもしれませんが、自分はAKBに全く興味が無いし、AKBファンは声優には興味が無さそうなので誰得アニメになりそうな予感はします。
AKBの影薄かったですね…。
どの客層をターゲットにしているのか分からんです。