2010年春・アニメ最終回の感想文その8

2010-08-17 20:10:33 | 2009年春アニメ関連

 2010年夏の新番組アニメの1話を制覇したため再び最終回をチマチマと見続けています。今回は1年近く放映された番組の中から「フレッシュプリキュア!」「ジュエルペット」「花咲ける青少年」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Pricure8 Pricure9 「フレッシュプリキュア!」…東映アニメーション制作のプリキュアシリーズ第6作品で、アニメ制作は東映アニメーションです。歴代プリキュアに対しストーリーに重点を置いた今作、第1話ではキュアピーチが初めてプリキュアに変身してバトルで相手の腕を決めたシーンが衝撃的でした。

…といっても自分はこの作品の1話と最終回手前の3話しか見てないのですが、終盤のノーザ、クラインとプリキュアのバトルはかなり動いていて下手な深夜アニメよりよっぽどバトルをしていたのに衝撃を受けました。そしてプリキュアの必殺技が破られたあとにそのプリキュアの戦いを見て感銘を受けたラビリンスの住人たちの応援を受けて最終形態キュアエンジェルに変身するところやウェスターやサウラー達序盤の敵幹部が味方になるところはベタながら熱かったです。

Pricure10 Pricure11 そして最後に全ての元凶メビウスの正体と生まれた理由が明かされましたが、それでもまだメビウスに対する忠誠心を忘れていないキュアパッションには少々感慨深いものがありました。最後はラスボスに相応しい強さのメビウスでしたがみんなの力を合わせてシフォンと世界を救い全てに決着を着けたし、最後にプリキュアが家族の元に帰りそれぞれが自分の世界に帰って行くところは少々切なくもありましたが良い終わり方だったと思います。

たしかにストーリーを重視したプリキュア作品ということだけあってキャラクター含め設定も良くできていました。キャラの頭身も高いしここまで来ると子供向けというより大人でも十分楽しめる作品だと思います。

Jewelpet3 Jewelpet4 「ジュエルペット」…サンリオとセガトイズが共同開発して制作したキャラクター動物、「ジュエルペット」を原作にしたアニメ化作品で、アニメ制作はスタジオコメットです。原作と少々違い人間キャラクターが登場しオリジナル展開だったこの作品、ヒロインをモーニング娘。の亀井絵里が演じていたりして少々棒ながら1話のノリは結構良く面白かったです。

この作品も最初のうちは視聴していましたが中盤は視聴せず最終回手前を視聴しましたが、まさか序盤のほのぼのした雰囲気で勇気を出して思いを伝えるとかやっていたのが終盤では世界を救う話をしているとはびっくりでした。しかも悪のジュエルペットのダークディアンが登場してみんなを石にしたりする中、正義のジュエルペット達が力を合わせて戦う展開になってすっかりバトルものと化していました。でも魔法のエフェクトや作画はすごいショボかったです。

Jewelpet5 最後の最後に主人公のルビーがスーパークリスタル級の魔法使いになり、みんなの思い出をジュエルステッキに込めるシーンは今までの出来事がハイライトで流れたため良い演出とは思いました。最後はディランが元に戻り登場人物全員でパーティーを行い大団円で締めたため終わりは良かったです。1話で棒だったモーニング娘。の亀井絵里も最後はそれなりに聴ける声でした。

ただ、ラストシーンで「これからもよろしくね!」で終わったのに来週から「ジュエルペット てぃんくる☆」でジュエルペット以外完全別物になってしまうのはどうかと…。

Seisyounen Seisyounen1 「花咲ける青少年」…月刊LaLaで連載されていた、樹なつみの漫画「花咲ける青少年」のアニメ化作品で、アニメ制作はスタジオぴえろとNHKです。原作が20年以上前の作品のアニメ化ということでどうしても絵柄や雰囲気が古い印象を受けたこの作品、1話の展開は面白そうでしたが作画はかなり危ない印象を受けました。

しかし作画が微妙でも面白ければ全く問題無かったんですが、この作品…すいませんが自分には全く合いませんでした。その一番の理由が良くも悪くも20年前の少女漫画そのものだったことでしょうか。2話からいよいよ主人公花鹿・バーンズワースの婚約者候補が登場してきましたが、その1人と思わしき人物ユージィンと花鹿が出会った瞬間花鹿が「この人はムスターファの生まれ変わりだ!」とか言い始めて幼少時代唯一の友達だった白豹の生まれ変わりだと一方的に決めつけてしまう夢見る少女でした。

 そしてそのユージィンも女性を魅了せずにはいられない魔性の男性らしく、街の一般女性までも魅了してしまうし、そんなユージィンは「俺は生まれながらにして死んでいる」とか言ってるし、なんか自殺しようとしたら花鹿が乗り込んできて死んじゃだめだーとか言いながら発砲したりして、その直後ユージィンが何かに目覚め「花鹿は許しの天使だ」とか言ったり…と、こういうメルヘンな展開が4話のうちに繰り広げられてしまったため最近のアニメとは思いっきり時代を感じる作品に仕上がっていました。おそらく昔やってたアニメの再放送だと言われて納得してしまうほどです。

Seisyounen2 終盤ではついに花鹿の運命の人と思われたリーレンが部下の策略により別の女性と政略結婚させられそうになり、花鹿の出生の秘密が明らかになったりと話が進み、最後はベタながら全てを捨ててでも結ばれたいとの思いで花鹿とリーレンが再会して終わり、最後はなかなか良い感じで終わったのは好印象でしたが、さすがにこの昔の少女漫画の雰囲気には耐えられませんでした。原作ファンなら楽しめたかもしれませんが、個人的に1つのアニメ作品としてはイマイチつまらなかったです。


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