2009年夏・アニメ第1話の感想文その4

2009-07-10 17:50:51 | 2009年夏アニメ関連

 今回はフジテレビ祭り!ということで今日はフジテレビ水曜深夜アニメ枠「NOISE」の新作「青い花」と、木曜深夜アニメ枠「ノイタミナ」の新作「東京マグニチュード8.0」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Sweetblueflower Sweetblueflower1 「青い花」…マンガ・エロティクス・エフで連載されている、志村貴子の漫画「青い花」のアニメ化作品で、アニメ制作はJ.C.STAFFです。「ハチミツとクローバー」「のだめカンタービレ」「とらドラ!」を手がけたカサヰケンイチ氏が監督を務め、なおかつ前作の「リストランテ・パラディーゾ」では老紳士萌えという新たなジャンルを切り開いた「NOISE」枠の新作ということで個人的に期待していました。

 ジャンルがボーイズラブならぬガールズラブ…すなわち百合ものということと、絵柄が少女漫画ぽい雰囲気からかネットや実況での前評判はそれほど高くはありませんでした。しかしいざ第1話を見てみると…これは…実にいい雰囲気を出していました。女性達の仕草の描写も丁寧に作り込んであるし、背景と音楽も物語の雰囲気に実に合っていたし、この淡い白がかったような全体的な絵が思春期の少女の繊細な感情を表現しているようで非常に完成度が高く素晴らしかったです。雰囲気という点だけで評価するならばおそらく今期のアニメで一番かもしれません。そしてこの繊細な空気の真骨頂はエンディングで、Ceuiが歌う曲と原作絵が実に合っていて、演出こそシンプルでしたが今期のエンディングで一番心が震えました。

 正直なところガチ百合ものだからどうだろうと甘く見てましたが、雰囲気を感じるアニメという意味ではかなりの良作でした。前作「リストランテ・パラディーゾ」といい、今回のフジテレビも実にいい仕事をなさる。また新たな世界の扉が開いてしまったようです。ガールズラブのアニメですが普通に男性が見ても楽しめると思います。ぜひともあーちゃんの「ふみちゃんはすぐ泣くんだから」の台詞に癒されてください。

Tokyomagnitude Tokyomagnitude1 「東京マグニチュード8.0」…もし東京で大地震が起きたらどうなるか?というテーマを元に作られたオリジナルアニメで、アニメ制作はボンズとキネマシトラスです。今回のこの作品は東京消防庁、海上保安庁、陸上自衛隊など様々な機関に取材を行いリアリティ重視で作られ、同時に大地震を題材にすることで危機管理や防災を呼びかける作品に仕上げた模様です。

 冒頭は主人公の何気ない日常が描かれていたりして至って普通の話でした。その普通の生活が描かれているところで主人公の性格や家庭環境がどういうものかが分かったので、なかなか丁寧な作りだと思いました。そして普通の生活のありがたみも…。

 作画に関してはさすがボンズといったかんじで非常に作り込んでありました。といってもキャラクターはそれほど作り込んだ作画ではなく結構シンプルで、ハンパじゃないのは背景の書き込みです。これを見てこの作品がどれだけリアル重視で作られているのかが分かった気がしました。特にオープニングの崩壊した東京の建築物の作画はすごいリアルです。あれはさすがに実写取り込みではなさそう。

 物語の展開としては最初は主人公の何気ない日常から始まり、そして夏休みに弟のお守りで一緒にお台場のロボット展に行ってたりしてましたが…ここからは本編でお楽しみください。そしてこの作品、阪神大震災経験者ならどう感じるのか興味深いところでもあります。まだ物語としては始まったばかりだし、自分は大震災を経験したことが無いので2話以降の展開がどうなるか全く予想できません。果たしてどうなるコトやら…。そしてアナウンサー役の滝川クリステルはまさか毎週登場する予定ですか?


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
青い花の舞台が鎌倉だったので、すごく懐かしかっ... (たいやき)
2009-07-14 00:04:33
青い花の舞台が鎌倉だったので、すごく懐かしかったです。
横浜に居た頃はいつでも見られたのに…

あと、百合最高です!
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鎌倉という舞台がなかなか新鮮だと (高崎)
2009-07-15 12:00:45
鎌倉という舞台がなかなか新鮮だと
思いました。数年前にこのアニメが
始まっていたら毎日聖地巡礼だった
わけですね。

今期百合多すぎだと思いました。だがそれがいい。
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