2009年秋アニメ第1話の感想文その4

2009-10-12 07:17:48 | 2009年秋アニメ関連

 ほぼすべての秋アニメが出そろい、あと残るはフジテレビの深夜アニメくらいでしょうか。今回は「しゅごキャラ!パーティー!」「DARKER THAN BLACK -流星の双子(ジェミニ)-」と、ローカル局で放映されていた「戦う司書 The Book of Bantorra」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Syugokyara2 Syugokyara3 「しゅごキャラ!パーティー!」…なかよしで連載されている、PEACH-PITの漫画「しゅごキャラ!」のアニメ化第3期作品で、アニメ制作はサテライトです。今回は3年目となるこの作品、内容は「しゅごキャラ!!!どっきどき」と「しゅごキャラぷっちぷち!」の2本構成になっていてそれぞれ15分ごとに分かれているようです。

 最初は「しゅごキャラぷっちぷち!」から始まり、いきなり冒頭から実写で吹きましたがまさかオープニングにも実写が入ってくるとは…二次元しか愛せない人はこの時点で排除されているような状態でした。最初は第1話らしくキャラ紹介から続き、ちびキャラがメインの話が続いていました。そしてこちらの本編でも実写が挿入されまくっていたため随分1期や2期とは変わっていて、普通に30分のアニメやるわけでは無いようです。

 15分の修行のあとにやっと始まった本編、今回はしゅごキャラが見える謎の電波系転校生が登場することから始まっていましたが、この登場人物はいままでの「しゅごキャラ!」の戦い方を根本から変えかねない可能性を秘めた人物で、あむちゃんのスカートの隠し具合も絶妙だったため本編の面白さは相変わらずで安心しました。

 最後はアミュレットダイヤ役のオーディションの紹介や占いをしてエンディングにも実写を入れてきて終わりました。実質この作品は半分近くに実写が入っていたと思いますので、本編だけ普通に見たいなら最初の15分はとばしても良さそうです。自分が子供の頃はこういう実写が挿入されてくる番組はあまり見たことなかったので今時の子供が見たら全部面白いと思うんでしょうか?そんなこと考えているアニメ中毒のネガティブハートにロックオン!

Darkerthanblack Darkerthanblack1 「DARKER THAN BLACK -流星の双子(ジェミニ)-」…アニメ制作会社BONESのオリジナルアニメ作品「DARKER THAN BLACK」の第2期作品で、アニメ制作はBONESです。

 突如現れた地獄門と天国門、そして契約者と呼ばれる能力者、次々と現れる組織とのバトル…とオリジナル作品としては異例の人気を誇ったこの作品、第1期で謎を多く残したまま終わってしまいましたが今回いよいよ続編となる第2期が放映開始!というわけで前人気は非常に高く秋アニメの本命中の本命と呼ばれていて、自分も当時第1期を全て視聴していたので今回も非常に期待していました。

 今作は前期のラストから2年後のロシア・ウラジオストクが舞台になっていて、冒頭から意味深な発言のあとに1期の組織の方々がチラッと出てきたりしていて懐かしい気分になりました。そしてBONESらしいカメラワークと演出…まさにDARKER THAN BLACKの続編、変わっていなくて安心しました。

 放映開始前は今回の2期は学園モノになるといわれていたので、オイオイ1期はあんな硬派バトルものだったのに2期は学園って一体何考えてるんだとか思ってしまいましたが、学園ものだったのは最初だけで中盤以降は序盤のほのぼのムードから一変、一気に鬱展開も交えた息もつかせぬ急展開を見せてきてこれぞまさに「DARKER THAN BLACK」!バトルシーンの演出もカッコイイし、やっぱりマッドハウスとBONESが作るバトルシーンの格好良さは他のアニメ制作会社と比べて頭一つ抜き出ていると思いました。

 さらに今回は1期に勝るとも劣らない萌えも充実させてきていて、1期の銀クラスの萌えキャラこそまだいませんが2期の主人公?の蘇芳やおっぱいキャラのターニャなどはなかなかのエロさで萌えキャラでした。タイツだから恥ずかしくないもん!

 BONES作品なので作画の安定度も抜群、音楽もカッコイイしバトルシーンの動きも文句無し。設定も作り込まれていて所々に仕込まれている大量の複線も視聴者の想像力を刺激するので飽きることなく気がつけば1話が終わっていました。やっぱこの作品は面白い!1期には無かったエンドカードも入れてきて今期の大本命に相応しい非常に完成度の高い作品でした。そして早くも第1話で何人死んだのか分かりません。今回もかなりのキャラが死にそうな予感。

Tatakausisyo Tatakausisyo1 「戦う司書 The Book of Bantorra」…スーパーダッシュ文庫から刊行されている山形石雄のライトノベル「戦う司書」のアニメ化作品で、アニメ制作はdavid productionです。元GONZOスタッフの立ち上げた制作会社david productionの第2作で、第1作の「リストランテ・パラディーゾ」がなかなかの良作だったため今回はどのような出来になったのかと期待しつつ第1話を視聴してみました。

 …えーと、結論から言わせてもらうと、訳が分かりませんでした。この世界では人が死ぬと本になり、それが図書館に保管されているのはなんとなく分かりましたがそれ以外の設定が全く分かりません。序盤に人間爆弾にされていた感情の無い人間がいましたが、なぜああなったのか?水の中に沈んでいった若者に本だか欠片が接触して回想シーンのあと生き残っていたり、船の爆薬が何の前触れも無く爆発したり、敵対してるらしい組織の目的も分からないし…と謎づくしでした。そして続きが気になるような展開にもあまりならなかったので別にこのまま視聴やめてもいいかと思ってしまうような印象で、これは原作知らないと全く話についていけませんでした。

 おっぱいキャラだった代行と呼ばれていた女性はなかなかエロかったですが、絵柄が若干リアルタッチなので萌えとは言い難くキャラにもあまり魅力は感じませんでした。「リストランテ・パラディーゾ」でもよく使っていたCGは今回船や水に使われていましたが、爆発のシーンではCGが非常にショボく逆に目立っていました。でもおっぱい代行が使っていた謎の線のようなもののCGはカッコイイと思います。

 オープニングがALI PROJECTで、今回アリプロはこの作品だけ参加のようです。総合的にこの作品を判断すると正直1話で視聴中止しても問題なさそうなくらい残念な出来で失望してしまいました。しかし万が一化ける可能性も無いわけではないのでもうしばらく様子見をしようと思います。今作は見た目もさることながらダメなGONZO臭を感じてしまいました。前作はGONZO臭がしなかったので残念です。


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