2010年冬・アニメ最終回の感想文その13

2010-05-26 11:05:26 | 2009年秋アニメ関連

 今回も張り切って視聴していきます。今回はローカル局で放送された「生徒会の一存」の最終話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Seizon Seizon1 「生徒会の一存」…富士見ファンタジア文庫から刊行されている、葵せきなのライトノベル「生徒会の一存」シリーズのアニメ化作品で、アニメ制作はスタジオディーンです。かつて数多くのアニメを駄作に仕上げたアニメ界のA級戦犯・花田十揮氏が久々にシリーズ構成と脚本を担当、さらに声優は新人多数、そしてアニメ制作は微妙な作画が多いスタジオディーンと不安要素だらけだったこの作品、第1話から非常に微妙な作画に加え寒いパロディばかりで激しい地雷臭を感じてしまいました。

そんな1話だったためここから先大丈夫なんだろうかと不安になってしまいましたが、秋アニメでもっとひどい作品があったせいか2話以降はそれほどひどくは感じませんでした。それどころか角川がバックについているためシャフト作品でも無かったパロディも多数見受けられ、質より量で勝負しているので案外飽きることは無かったです。

Seizon2_2 Seizon3_3 そんなパロディに関してですが本当に量が多かったです。角川作品も多かったですが集英社の作品のパロディも有り、宇宙刑事ギャバンのオープニングがあったりガンダムやけいおんもネタにしていました。中でも別格だったのが本編と動きが同じだった「ストライクウィッチーズ」のパロディや、制作協力コナミでメタルギアが出た回、藤堂リリシアの妹と杉崎鍵のしりとりはあまりにも危険で面白かったです。

Seizon4 Seizon5 そしてパロディだけではなくシリアス展開もありましたが、そのシリアスが思いの外良かったです。基本的に杉崎鍵の過去話が多かったですが生徒会メンバーのシリアス回も良く、そして終盤の学園祭後みんなが学校に残る話や杉崎鍵が欠席したときの生徒会メンバーが取った行動もなんか良かったため、パロディとのギャップもあり印象的でした。

Seizon6 …とはいえそこまで面白い作品かとなるとまた話は別で、基本的に生徒会室でのだべりが作品の9割を占めているので演出にも限界が見えたし、パロディが多いためそういうのが苦手な人には受け入れられない作品かもしれません。テンポもそれほど良いというわけではなく、所々に良い演出や面白いシーンもあったんですが全体的に見ると盛り上がりに欠けるところは多かった気がします。作画も極端に悪いところはありませんでしたがすごい良いわけでもなくまさにスタジオディーン作品といったところでした。でもパンチラ描写があざとくなかったのでここは好印象です。

総評

Seizon7 全体的な感想としては、花田十揮シリーズ構成・脚本作品だったため地雷としか見てませんでしたが、終わってみれば予想よりも面白かったです。中でもいくつかあったシリアス回やラストの生徒会の4人と四季を合わせた演出の出来が良く、大抵こういうパロディやギャグがある作品のシリアス展開は寒いのがお約束なのに寒いどころか逆に良かったので正直花田十揮脚本をちょっと見直しました。作画も慣れてしまえばあんまり気にならなかったし、個人的には2期やって杉崎鍵の過去話をもうちょっと掘り下げて欲しかったですね。


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2 コメント

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花田先生は脚本だけなら輝くものがあるw (たいやき)
2010-06-12 18:04:35
花田先生は脚本だけなら輝くものがあるw
けいおん!!で屋上から脱出できるかも?!
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意外と良くできていた話の脚本が (高崎)
2010-06-14 20:53:38
意外と良くできていた話の脚本が
花田先生と気づいてびっくりすることが
何度かあります。1期のさわちゃん回と
いい花田先生はけいおんでは本当に
良い仕事をなさる!
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