2013年春終了アニメ「ラブライブ!」最終回の感想文

2013-08-18 01:05:53 | 2013年冬アニメ関連

今回は2013年の話題作の一つだったアニメ「ラブライブ!」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Lovelive18Lovelive19Lovelive20Lovelive21「ラブライブ!」…電撃G's magazineとランティスとサンライズの共同アイドルプロジェクトのアニメ化作品で、アニメ制作はサンライズです。

Lovelive22Lovelive23Lovelive24Lovelive25サンライズ制作のアイドルアニメとなると、まったくピンとこないし、そもそもアイドルもののアニメは現在でも複数放映されているなど正直飽和気味なのでよほどの作品でないと印象に残らず忘れ去られそうですが、いざ始まって視聴していると予想以上の出来に感服しました。

Lovelive26Lovelive27Lovelive28Lovelive29この手のアイドルものとして最も重要なのはシナリオ以上にキャラクターですが、それに関しては近年のアイドルものと比較してもひけを取らないほど素晴らしかったです。特にキャラクターの表情及び仕草が非常に良く、ライブシーンでもそれが生かされていました。キャラも個性的で、最後までキャラがブレなかった矢澤にこを含めまんべんなくメンバーを魅せるようにした構成も良かったです。

Lovelive30Lovelive31_2Lovelive32Lovelive33しかしただ順風満帆なままシナリオが進むだけでは単調でつまらなくなるから、「数々のトラブルが発生するけどそれを乗り越えて成長していく」という王道な展開は良かったですが、その内容は正直残念だったと思わざるを得ません。赤点回避の勉強会や廃校を防ぐための活動、3話のライブは良かったですが11話のライブトラブル以降の展開はいくらなんでもひどかったです。あのような結末で3年の方々は一体どうなるのかという不安も残す結果になったためちょっと悪影響が大きすぎたのも拍車をかけていました。

Lovelive34Lovelive35Lovelive36Lovelive37最後は細かいところで気になる箇所こそありましたがラストライブは非常に良かったので終わり良ければ全て良しを地でいったかんじでしょうか。少なくともアイドルアニメとしての出来は素晴らしく新たなアイドル勢力が誕生したと感じました。

Lovelive38Lovelive39Lovelive40Lovelive41作画は非常に良いです。久々に西田亜沙子が総作画監督を務めただけありキャラクターが生き生きと描かれていたうえに、見所のライブシーンもCGを駆使しつつ表情を見せるシーンでは手書きと、動きと表情を同時に見せる試みがなされていて見所も多かったです。それに加えBGMも非常に良く、日常シーンから緊迫するシーン、ライブ前に至るまで良好なBGMが多く、主題歌もμ'sのメンバーが増えるとボーカルが増えるなど細かいところに演出が使われていて曲も良好でした。

総評

Lovelive42全体的な感想としては、後半悪い意味でお約束の展開をやらかしてしまいましたが最後はうまく締めたし、キャラクターを生き生きと動かし曲も良かったため全体的にはかなりレベルは高かったです。アイドルものとして魅せるべきところを魅せていて押さえるポイントを押さえていました。

全体的な個人的評価としては、1話の時点ではやや盛り上がりに欠けていたけど伸びしろはありそうだったので視聴継続のBランクでしたが、終わってみればシナリオに多少難こそありましたがそれをカバーするだけの魅力に溢れた作品で面白かったので評価を上げ永久保存版のAランクです。

そしてこの丁寧な作りがラブライバーの心をガッチリキャッチしたのかBD/DVD売り上げは31000枚越えと、2013年冬アニメでは2位の「僕は友達が少ないNEXT」に3倍以上の差をつけぶっちぎりの1位でした。確実に2013年の覇権アニメの1つに躍り出ていて、放映前の前評判を覆す見事な作品に仕上がっていました。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
音楽とダンスに引き込まれましたねー (たいやき)
2013-08-18 12:28:10
音楽とダンスに引き込まれましたねー
誰がプロデュースするまでもなく、みんなで作り上げる部活の雰囲気も良かった

全キャラ魅力的ですが、カップリング妄想はなるほどたまりませんな!
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歌や振り付け、衣装までも自分たちで作るというの... (高崎)
2013-08-29 18:03:06
歌や振り付け、衣装までも自分たちで作るというのは斬新でした。

それを不自然に感じさせないキャラの作りも良かったですね。
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