2009年秋・アニメ最終回の感想文その10

2009-11-30 19:31:41 | 2009年夏アニメ関連

 今年もいよいよあと1ヶ月。今回はローカル局で放送された「07-GHOST-」「よくわかる現代魔法」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

07ghost3 07ghost4 「07-GHOST-」…コミックZERO-SUMで連載されている、雨宮由樹/市原ゆき乃の漫画「07-GHOST-」のアニメ化作品で、アニメ制作はスタジオディーンです。正直なところコミックZERO-SUMという雑誌自体全く知らなかったため完全にノーマークだったこの作品、第1話はいきなり卒業試験から始まったと思ったら主人公の隠された記憶がいきなり蘇り軍を脱走…と展開が急すぎてついていけませんでした。

 どちらかというと腐女子向けなイメージがあったこの作品、2話以降は中立で不可侵の教会に主人公が保護されたため帝国が教会に操り人形や部下を送り込むことはあっても直接攻撃することは無かったため終盤になるまで物語があまり進んでいませんでした。教会の中で主人公は精神面で色々修行をしたり、心を浸食されて使い魔となってしまった人々と戦ったりして成長してましたが、フェアローレンの鎌とかセブンゴーストという死神やパンドラの箱とかミカエルの瞳…とかなんか良く分からない単語が出てきてそのまま話が進んでいったので原作見てないと完全に置いてきぼり展開になっていました。

 最後の最後になって、やっと序盤でラスボスの雰囲気を出していたお方が乗り込んできたのでこれで最終決戦になって終わりになるのかなと思いきや、なんとミカエルの瞳?が光を発して別世界に旅立った後ラスボスが撤退するという予想外の展開を見せ、その後主人公は司祭試験に合格してそのまま外の世界へ真実を見極めに旅立って終わりという素晴らしい投げっぱなし最終回でした。2期やらないでこの終わり方はちょっとひどいと思います。

07ghost2 正直なところ物語としてはどうしようもない作品でしたが、作画は失礼ながらスタジオディーンとは思えないほど非常に安定した作画でした。

さらにアニメオリジナルのシスター3人組や人魚のラゼットにドラゴンのブルピャなど、女性キャラやマスコットキャラはすごい良かったです。

代わりにたくさんいた主人公を含む男性キャラはあまりこれといった魅力的なキャラはいませんでした。主人公やミカゲとか司祭の方々とか、決して悪くは無かったんですが、どうしてこうなったのか……教えて、お花さん。

Gendaimahou3_2 Gendaimahou2 「よくわかる現代魔法」…集英社スーパーダッシュ文庫で刊行されている、桜坂洋のライトノベル「よくわかる現代魔法」のアニメ化作品で、アニメ制作はNOMADです。いきなり緊張感の無いバトルから始まり、機械のプログラムと魔法の呪文を組み合わせて発動する魔法や古典魔法…とかに加え、バトルの直後いきなり時間を戻して話が進んでいたりしていたので全く訳が分からず、実況では通称「よくわからない現代魔法」と言われていて評判は極めて悪く夏アニメのワースト候補とまで言われていました。

 1話のバトル展開が無かったかのように2話からは魔法の勉強から始まっていましたが、ヒロインはタライしか召喚できないという予想外の魔法しか使えないためよくわからない展開でした。そのあと何人か仲間や友達が増えてきて今度は校内で触手プレイ込みのバトルをしたり、芸能活動で観客を呼び寄せる魔法を使ったりと毎回違う話をやっていて見ていて理解不能な部分が多かったです。

 後半になると1話で戦っていた人物らが復活してきて伝説の魔女を復活させるとかお約束の魔法無効化とか時間停止魔法とかが出てきて最後は魔女が改心して終わるという終わり方だったので、え?コレで終わりでいいの?という最後でした。結局タライ召喚が時間停止魔法に対抗する唯一の方法だったそうですが全くわからなく、まさに「よくわからない現代魔法」と呼ぶに相応しい理解不能な作品で、もちろん最終回のおさらいクイズは全問不正解でした。

 機械のプログラムと魔法の呪文を組み合わせる設定は面白いと思いますが、アニメではアセンブラとかスクリプトとかとりあえず単語だけ並べていてただ単にカッコイイと思わせるだけで終わっていたのがなんとも…。しかし作画は安定してたし露骨にエロを強調しているところさえ気にならなければ普通に視聴…はできないですね。一応投げっぱなしで終わらせなかっただけ良かったかもしれません。あとオープニングは良かったと思います。


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