2010年秋アニメ第1話の感想文その9

2010-10-17 15:51:07 | 2010年秋アニメ関連

 続けて視聴していきます。今回はTBSで放映された新作「それでも町は廻っている」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Soremati1 Soremati 「それでも町は廻っている」…ヤングキングアワーズで連載されている石黒正数の漫画「それでも町は廻っている」のアニメ化作品で、アニメ制作はシャフトです。夏にシャフトはアニメを製作していなかったので春以来となるシャフト製作アニメだった今作、果たしてどれほどのものかと思い第1話を視聴してみました。

冒頭から入る説明口調のナレーションは一目でシャフトっぽい作品と思いましたが、その後始まったオープニングの出来はかなり良かったです。シャフトなのにオープニングが1話からちゃんと出来ている!とか言われていたのはご愛敬。しばらく制作の間を置いていたせいか作画は間に合っているようです。Bパートの冒頭で放課後の渡り廊下に映るホコリまで描かれていたのはちょっと見直しました。

Soremati2 Soremati3 しかしシャフト制作アニメはその独特の演出と似たようなキャスティングから賛否両論が起きやすい傾向がありますが、個人的にはこの作品にこの演出は…合ってないと思います!マカ棒こと小見川千明が演じる嵐山歩鳥の声は慣れれば気にならないと思いますが、シャフト独特の、会話シーンで良く使われるポットや水面に登場人物を写したり、下から写したり妙なカットインをはさんだりする演出は浮いていました。

Soremati4 Soremati5 話の展開も、Aパートは後にメイド2号となった辰野俊子が主人公のメイド1号嵐山歩鳥にメイドのなんたるかを教育する話がメインでしたが、教えているというよりイジメにしか見えなかったため視聴していて段々イラついてきました。TBSアニメではおそらく初かもしれない光によるパンチラ規制も相まって実況でも大荒れでした。あと合間合間に入るタヌキのカットインは原作にあったんでしょうか?見ていて非常にウザかったです。

Bパートは演出と共に入る効果音が良い味を出していたため結構面白かったです。先生の説教シーンに至るまでの経緯も説教シーンも良かったためこの辺りは良かったんですが、やっぱりタヌキは邪魔でした。

総評

Soremati6 1話の全体的な感想としては、冒頭からオープニングまでは非常に良かったです。作画もシャフトにしては頑張っていると感じました。ただどうもシャフト演出が浮いていたため視聴していて非常に気になり、昭和演出が無い「夏のあらし!」のように見えてしまいました。

個人的評価としては、キャラクターに特に魅力を感じずシャフト演出も鼻についたのにも関わらず話の内容もそれなりだったので個人的にはこのままだと視聴打ち切りのCランクです。シャフト頼みますよ…!2話以降に期待しています。

ただ原作者にはこのアニメ版はかなり好評だったようでアニメでしかできない表現の数々に絶賛していました。ただし実況とかではかなり賛否両論で大荒れです。


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