いよいよ2014年のアニメも次々と放映され様々な評価がされているようです。最初となる今回は2014年冬アニメの話題作の一つ「Wake Up, Girls!」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。
「Wake Up, Girls!」…山本寛が再び監督として原作をも担当したオリジナルアニメで、アニメ制作はOrdetとタツノコプロです。
アニメ界の風雲児山本寛が1から好きなアイドルアニメを制作したということから注目度は高かったですが、個人的にそういう先入観を抜きにして視聴するならば、どうしても先行で人気の出ている「アイドルマスター」や「ラブライブ!」と比較してしまいます。
まずこちらの作品ではすでにWake Up, Girlsというユニットがすでに結成されている時点で「アイドルマスター」に近い印象でした。しかしキャラクターの説明がほとんど無く、名前すら呼び合っているだけだったので誰が誰なのか全く分かりません。「アイドルマスター」の1話のときのように字幕でも入れば違ったと思いますがまずここが残念でした。どうやらユニット結成の話は劇場版らしいですが、わざわざ劇場に見に行く人がそれほどいるとは思えません。8話かけてユニット結成の話を丁寧に描いた「ラブライブ!」とは雲泥の差でした。
となるともう期待できるのはライブシーンだけかもしれないと思いながら、やっと後半に引っ張っていたライブシーンがありましたが、よく動いていたとは思います。CGを一切使っていないライブシーンで動かしていたので頑張っていたとは思いますが、パンチラシーンが3回ほどあったのでそちらばかり目にいってライブと歌は全く頭に入りませんでした。昔水島監督が行ったパンチラ派粛清の意味が分かった気がします。
話の流れもイマイチ良くなく、後半登場してきた須藤さんは今時でもいないようなパンチパーマだし、出前が来るシーンはワンパターンどころか10年前のアニメでもやらなさそうな演出だしといろいろなところで滑っていたように見えます。正直これから面白くなるようにもとても見えないアニメでした。
作画はイマイチです。別に有名どころの作画監督を起用してほしいとは言いませんがちょっとのっぺりしすぎてみんな同じ顔に見えます。ライブシーンは良く動かしていたのでそこだけは良かったです。BGMは全く印象に残らず、肝心の主題歌もそれほど良いとは思いませんでした。
総評
1話の全体的な感想としては、予想通りというかイマイチで面白くなかったです。1からアイドルアニメを作ろうという姿勢は評価できなくはないですが、キャラクターの説明がほとんど無いのにすでにユニットは結成されていて誰が誰なのか全く分からなかったり、話のテンポもイマイチ悪く、印象に残ったのがライブシーンのパンチラだけでした。
1話の個人的評価としては、アニメ界の風雲児が監督なだけに注目度は高かったですが王道というよりワンパターンなだけだったので視聴打ち切り予定のCランクです。歴代アイドルアニメと比較する以前のアニメでした。
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