2011年夏アニメ「うさぎドロップ」第1話の感想文

2011-07-19 21:52:56 | 2011年夏アニメ関連

今期のフジテレビ深夜アニメ枠「ノイタミナ」も一風変わった作品をアニメ化してきました。今回は8月に映画公開も予定されている「うさぎドロップ」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Usagidrop1 Usagidrop2 「うさぎドロップ」…FEEL YOUNGで連載されていた宇仁田ゆみの漫画「うさぎドロップ」のアニメ化作品で、アニメ制作はProduction I.Gです。今期のノイタミナ枠の作品ということで一部では注目されていた作品でした。

キャラクターはあっさり目のシンプルな印象を受け、背景もリアル指向ではなく色鉛筆で描いたような淡い絵柄でした。

Usagidrop3 Usagidrop4 そして早々に祖父の通夜と告別式が行われていましたが、その一連のシーンでの親族の行動が妙にリアルで説得力がありました。さらに鹿賀りん達子供の声を実際に子供が演じていたり、葬儀では子供がおとなしくないところなど、現実味がある仕草がこの作品の評価が高い理由の一つかもしれません。

Usagidrop5 Usagidrop6 そして最後の別れのシーンで、りんが取った行動には思わずこちらももらい泣きしてしまいました。1話のラストシーンも良かったし、全体的にかなり良くできていたと思います。

あとなんといってもこの作品、作中のBGMがかなり良く作品をさらに引き立てていました。クラシック調の淡々とした音楽でしたが作品の淡い作画に絶妙に合っていて素晴らしかったです。

作画は雰囲気を出しつつも非常に安定して良かったです。特筆すべきはBGMですが主題歌も良く、オープニングのPUFFYの曲やエンディングのイヌカレー空間と印象的な演出も加わっていました。

総評

Usagidrop7 1話の全体的な感想としては、雰囲気、仕草、そしてBGMが素晴らしく丁寧に作られていて引き込まれるアニメでした。告別式のシーンの雰囲気や、りんの仕草もリアルで全く違和感が無いのも良かったです。

1話の個人的評価としては、キャラクターの良さもさておき続きが非常に気になるし、作品の雰囲気も良く面白かったので永久保存版のAランクです。

ノイタミナ枠らしい萌えとはひと味違いつつもドラマ色の強い独特の作品を見事にアニメ化してきました。今期のノイタミナ枠も期待してよさそうです。


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