2010年夏アニメ第1話の感想文その15

2010-08-02 11:28:27 | 2010年夏アニメ関連

 延々と続いた高崎の2010年夏アニメ第1話の感想文、もうすぐ終了になりそうです。今回は「学園黙示録 HIGH SCHOOL OF THE DEAD」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Highschoolofthedead Highschoolofthedead1 「学園黙示録 HIGH SCHOOL OF THE DEAD」…月刊ドラゴンエイジで連載されている佐藤大輔原作・佐藤ショウジ作画の漫画「学園黙示録 HIGH SCHOOL OF THE DEAD」のアニメ化作品で、アニメ制作はマッドハウスです。放映開始前のPVを見る限り学園内バイオハザードのような作品で、マッドハウスお得意の生々しいバトルもののようで個人的に今期の本命の1つでした。

始まって数分もしないうちにいきなり流血シーンやグロイシーンがあり初見のインパクトは抜群でした。たしかに第一印象としては「バイオハザード」にしか見えません。

Highschoolofthedead2 Highschoolofthedead3 そしてオープニングはマッドハウスらしい作風でエロ格好良く、変に中二臭いところが無いのはさすがでした。序盤は青春アニメのような日常描写でしたが間もなく音楽が止まり一気に世界が急変していく様と緊張感の演出は見事で思わず画面に釘付けになってしまいました。原因不明の現象で訳が分からないままパニックになっていく状況をうまく演出していたと思います。

Highschoolofthedead4 Highschoolofthedead5 ラストも結構衝撃的な終わり方をしてそのまま悲鳴とともにエンディングに入りCパートへ流れていく様も格好良く、こういう演出は最近あまり見られなかったため印象的でした。作中で音楽があまり流れませんでしたが、逆に音が無い方が緊張感をかき立てられたのでうまかったと思います。

作画というか絵は少々クセがありますが、明らかな萌え系おっぱい美少女を含む個性派のキャラクター達が当然のごとくパンチラしながら殺し合いをするギャップはかなり強いものがあります。そういう意味では「CHAOS;HEAD」に近いものがあるかもしれません。背景作画はかなり綺麗で文句の付け所はありませんでした。

Highschoolofthedead6 Highschoolofthedead7 そしてこの作品に始まったことではありませんが放送局によって規制がかなり違います。明らかにグロイシーンをカットするのは仕方ないとしても、放送局によってはパンチラや血のシーンまでカット、さらに「宙のまにまに」にまで規制をかけたので有名なテレビ愛知に至ってはほとんど規制だったらしく何やってるのか分からない状況だったそうです。最近のアニメ事情は厳しいですね…。

1話の総評

Highschoolofthedead8 1話の全体的な感想としては、学園内バイオハザード作品として非常に面白く緊張感もあり続きが気になる作品で完成度はかなり高いと思います。ただグロいシーンが多いので視聴者は選ぶかも知れません。あと放送局によって規制がかなり違うのでこの辺りも意見が分かれそうです。

この作品を作るにあたり監督の荒木哲郎が「小遣いが少ない世代の中学生が金を出してでも見たいと思えるおっぱいバイオレンスアニメを作る」と言っただけのことはありかなり良い感じの第1話でした。


2010年夏アニメ第1話の感想文その14

2010-08-02 03:41:17 | 2010年夏アニメ関連

 月が変わってしまいましたが一気にスパートかけて視聴していきます。今回は「ぬらりひょんの孫」の第1話を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

Nurarihyon Nurarihyon1 「ぬらりひょんの孫」…週刊少年ジャンプで連載されている椎橋寛の漫画「ぬらりひょんの孫」のアニメ化作品で、アニメ制作はスタジオディーンです。基本的に週刊少年ジャンプ系のアニメは地上波全国ネットで夕方や週末の午前中に放映されることが多く、しかも息が長いイメージがありますがこの作品は深夜のみ、しかもBSを除くとローカル局でしか放映されなかったため期待度はそれなりにあったようですが残念がられた声もありました。

ぬらりひょん…この名前を聞くと真っ先に「ゲゲゲの鬼太郎」のぬらりひょんを思い出しますが、大体イメージとしては一緒なので鬼太郎を見ていた世代なら取っつきやすいかもしれません。その妖怪の総大将ぬらりひょんの孫リクオが他の妖怪達と一緒に悪い妖怪とかと戦う作品なようでジャンプ作品らしい正統派もののようです。

Nurarihyon2 Nurarihyon3 オープニングがなかなか格好良くて曲も良い感じだったんですが、いきなりぶつ切りのようにオープニングが終わるためなんかすごい勿体なかった気がします。主人公奴良リクオが妖怪達と当然のように馴染んでいるのは原作を知らなかったので少々驚きましたが、元々そういう家柄だったようで慣れればどうということはありませんでした。雪女やカラス天狗など見覚えのある妖怪もいたし、男女ともにキャラクターも揃っていて個性もあったため結構面白かったです。

後半の旧校舎のノリ、ああいうの自分は嫌いじゃないです。終わり際に少しバトルがあって終わりましたがスタジオディーンらしい普通のバトルでした。1話なだけあって基本的にキャラ紹介で終わりましたが結構楽しめました。しかし最後のエンディングはほとんど動いてなくて実況では手抜きとか言われていたのでちょっと惜しい気がします。

1話の総評

Nurarihyon4 1話の全体的な感想としては、まさに正統派ジャンプものといったかんじで露骨なお色気描写は全く無く和風ファンタジーバトルものでそこそこ面白い作品でした。大人の事情で深夜ローカル局アニメになってしまったようですが普通に夕方にキー局で放映されていてもおかしくない作品だったと思います。

作画はディーンらしい無難な作りでシナリオも特に良いというわけでは無かったですが悪くも無かったと思います。ただあのオープニングのぶつ切り感はどうにかならなかったのかと…。