2010年春・アニメ最終回の感想文その9

2010-08-30 03:37:11 | 2010年冬アニメ関連

 チマチマとですが再び最終回の視聴を続けているので感想文も続けて書いていきます。今回は2010年3月に最終回を迎えたアニメ「バカとテストと召喚獣」の最終回を視聴したのでそちらの感想を書いてみたいと思います。

 あと、いつも最後の最終回の感想文最終回でランク付けをしていましたが、それだといつになるか分からないので今回から総評のところでランクを書いておくことにします。

Bakatesu9 Bakatesu10 「バカとテストと召喚獣」…ファミ通文庫から刊行されている井上堅二のライトノベル「バカとテストと召喚獣」のアニメ化作品で、アニメ制作はSILVER LINK.です。原作はこのライトノベルがすごい!2010年作品部門1位で、なおかつアニメではシャフトのメインスタッフで「化物語」10話のオープニングも作っていた大沼心氏が監督のため一部では注目されていたこの作品、1話から試験召喚戦争を行っていましたが良く分からないバトルだったため秀吉以外あまり評判は良くなかったです。

そして2話も話の内容はそこそこでしたが試験召喚戦争が良く分からなく、こんな調子ならばそろそろ視聴やめてもいいか…でも一応4話くらいまで様子を見ておこうかと思っていた矢先に始まったワタナベシンイチ脚本の3話で評価は一気に変わりました。

Bakatesu11_2 Bakatesu15 3話は試験召喚戦争が無く坂本雄二と霧島翔子とのデート回でしたがその回は2人のやりとりが非常に面白く気がつけば秀吉の虜にもなっていました。

この作品、試験召喚戦争のバトルアニメとして見てしまうと駄作でしたがキャラ萌えアニメとしては紛れもない一級品で試験召喚戦争が無い回は総じてキャラクターのやりとりや話のテンポが良く面白かったです。しかし試験召喚戦争が入った回は大抵つまらなかったため、試験召喚戦争のシステムがもっと分かりやすければさらに面白くなったと思われるのでそこは残念。

Bakatesu13 Bakatesu14 あと1クールものの宿命として、かなりハイペースで話が進んでいたらしく原作ファンからカットされて残念がられたシーンも多かったそうです。さらにシャフトスタッフが関わっているせいか、シャフト作品の特徴の一つである他作品のパロディが多数見受けられたので原作にはパロディが全く無いぶんこの辺も視聴者を選びそうでした。

Bakatesu12_3 Bakatesu16_2 そしてこの作品を語る上で欠かせないのはなんといっても木下秀吉です。性別秀吉の彼ですが男の娘なのに…分かっているのに魅力的すぎて、主人公の吉井明久が写真を集めているのも仕方ないかもしれません。さすがエロピンナップばかりのメガミマガジンで唯一登場しただけのことはあります。自分は正直男の娘に興味はありませんが、なんかちょっと男の娘愛好者の気分が分かるような気がしました。思わず踏み込んではいけない領域に踏み込んでいたかもしれません。

総評

Bakatesu17 全体的な感想としては、試召戦争バトルアニメとしては駄作でしたがキャラ萌えアニメとしては一級品だったため、萌えアニメと割り切れば結構面白かったです。作画も最初から最後まで安定していたしキャラクターも魅力的かつ秀吉いるし良好でした。

個人的には序盤は視聴打ち切りのCランクといったところでしたがナベシン回以降一気に面白くなりAランクで、最後はお約束ながら普通の終わり方をしたし差し引きで総合Bランクといったところでした。

そしてこの作品の2期が決定していますが、2期決定の発表をしたのが4月1日だったため誰も信じていなかったのが当時少々涙を誘いました。しかしBD・DVD売り上げが平均5000枚超えをしているので2期決定も納得といったところでしょうか。