Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

最近のつぶやきより

2011-06-18 | その他のつぶやき
6月17日(金)

帰宅したら机の上に洋酒入りチョコが。そばにレイア姫(10歳)からの手紙があった。「お仕事頑張ってね。チョコあげます。アルコール入り。」家でビールも呑ませてもらえない父親を思っての行動か。くーっ(泣)。本当は食べきらんからくれただけだろうが。わかっちょん、そげなんわかっちょんで。嬉しいのはお手紙の方なのだ。

6月18日(土)

うちのルーク(中1)を歯医者に連れて行った。待合室で本宮ひろ志「俺の空」を発見。おおー、僕に性の目覚めをもたらした名作。しかしエッチなことだけでなく、男の生き方も学んだ気がする。いい台詞いっぱいやん。久々に読むといいねぇー、でもうちに置いとくと危険…と読んでたら、ルークが戻ってきた。いいとこなのに~

俺の空 1 本宮ひろ志傑作選 (集英社文庫―コミック版)


・・・最近子供ネタはツイートになってきましたな。

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5月のBGM

2011-06-06 | 音楽
2011年5月に聴いていた愛すべき音楽たち。
月末に更新するのをころっと忘れておりました。

■レーザービーム/Perfume
Perfumeの新譜を通常盤で購入。CMでも使われているタイトルチューンは、相変わらずかっちょいい。カップリングの微かなカオリがなかなかいい。これまでのPerfumeでは考えられなかったリズムパターン。フォークでありがちなリズムがなんか斬新。
レーザービーム/微かなカオリ(通常盤)

■Lark's Tongues In Aspic(太陽と戦慄)/King Crimson
ひずんだギターが無性に聴きたくなって、CD棚から引っ張り出した。King Crimsonは独特の音世界に浸れるんだよね。だからカーオーディオやヘッドホンステレオには不向きな音楽。朝っぱらからこんな高音質のギターノイズを聴いてるオレは欲求不満?
太陽と戦慄 (LARKS’ TONGUES IN ASPIC)

■the popular music~筒美京平トリビュート~/various
先日NHKのBSプレミアムで放送された筒美京平の特番。いやー、実に素晴らしかった。売れる音楽のツボを心得ているのは若い頃日本で売れる洋楽を選ぶお仕事していたことがルーツなんだな。「リスナーを飽きさせないためには、メロディーとメロディーの間を面白い音で埋めてやることです。」これは名言。まさにそれを実践した最高傑作が「魅せられて」だったのだ。翌日からしばらく、このトリビュート盤を聴きっぱなし。柴咲コウの「ブルーライトヨコハマ」が好き。
the popular music ~筒美京平トリビュート~

■No Damage/佐野元春
なーんかふっと聴きたくなって。この頃の曲ってアルバム全曲通して歌詞を覚えてたりするからすごいよなぁ。通勤中歌いたくなるのをグッとグッと堪えながら駅からの道を歩くのさ。

ガラスのジェネレーション/さよならレボリューション
つまらない大人にはなりたくない

・・・今のオレってどうなんだろう。そんじょそこらの同い年よりはイケてる!と自負しているのだが。
No Damage

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ブラック・スワン

2011-06-05 | 映画(は行)

■「ブラック・スワン/Black Swan」(2010年・アメリカ)
監督=ダーレン・アノロフスキー
主演=ナタリー・ポートマン ヴァンサン・カッセル ミラ・クニス バーバラ・ハーシー ウィノナ・ライダー

●2010年アカデミー賞 主演女優賞
●2010年ゴールデングローブ賞 主演女優賞
●2010年NY批評家協会賞 撮影賞
●2010年ヴェネチア国際映画祭 マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)

 2010年アカデミー賞の結果で、僕が嬉しかったことは2つある。技術部門だらけでも「インセプション」が大健闘したことと、子役時代から頑張ってきたクリスチャン・ベールとナタリー・ポートマンがオスカーを手にしたことだ。「レオン」のマチルダ役から、僕ら映画ファンはナタリー・ポートマンの活躍を見守ってきた。それだけに主演女優賞は嬉しい限りだ。キルステン・ダンストのカンヌ映画祭での受賞も同じ意味で嬉しい。

 母親の期待の下でひたすらバレエに打ち込んできた主人公ニナ(ナタリー・ポートマン)にチャンスが訪れる。それはバレエ団のプリマだったベス(ウィノナ・ライダー)が引退することになり、「白鳥の湖」のプリマにニナが抜擢されたことだ。これまで優等生タイプだったニナにとって優美で気高い白鳥を演ずるのは問題なかったが、魔性を表現する黒鳥を演ずることが難しい。演出を手がけるルロイ(ヴァンサン・カッセル)は、ニナに欠けているのは大胆や奔放、官能だと叱る。そんなニナの前に、まさに大胆で奔放なリリー(ミラ・クニス)が現れる。リリーが自分を脅かす存在になってくることを恐れた彼女は、精神的に追い詰められていく。

 なんと言ってもナタリー・ポートマンの頑張りがまず心に残る。僕らがこれまで銀幕で観てきた彼女は、主人公ニナと同じような優等生的イメージ。ストリッパー演じてもその場面はカットされたり、彼女の代表作である「スターウォーズ」のアミダラ女王はイメージを決定づけていたり。それ故に「ブーリン家の姉妹」や「宮廷画家ゴヤは見た」のコスチュームプレイがよく似合う。確かに様々な役柄に挑んではいるけど、どこか突き抜けた感じがなかった・・・というのが僕の印象(異論はあるでしょうけど)。しかし「ブラック・スワン」での彼女には驚かされる。バレリーナ役だけに踊るだけでも体力的な面で役作りは大変だろうし、ミラ・クニスとのレズ場面やら自慰場面まで・・・。激しい場面ばかりではなく、恐怖や不安の表情の巧さ。こんなナタリー見たことない。

 そもそも周囲への不審や疑心暗鬼が主人公の精神を病んでいくというアイディアは、ロマン・ポランスキーの「反撥」なんだろうけど、単なるスリラー映画にしないで舞台が成功するのか?というハラハラ感が二重のスリルがある。そして「白鳥の湖」そのものの白鳥と黒鳥の王子をめぐる物語を、本編のストーリー自体に重なるのも見事。これは脚本の巧さだね。

 母親役のバーバラ・ハーシーの執着ぶりも怖い。ウィノナ・ライダーも彼女自身の栄枯盛衰を感じさせるような役?とも思える。自傷行為の場面はキツい。こういう場面やドラッグ体験の場面が見ていてキツいけど、これはこの監督の持ち味なんだろうな。ヴァンサン・カッセルは相変わらず無表情でクールだし、ヴェネチアで受賞したミラ・クニスはすっごく魅力的。ともかく役者陣がこの映画の魅力を高めているのは間違いない。

ブラック・スワン (ナタリー・ポートマン 主演) [DVD] ブラック・スワン オリジナル・サウンドトラック

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